対戦車自走砲マーダー2 その2 左の足まわりの組立て
2006年9月14日
Category : AFV ドイツTags : 2号戦車7.5cmPak40/Stuk40マーダー2
サスペンションとホイールの組立て
さていよいよ制作開始です。まずはお約束通り足回りからの制作です。タミヤの2号戦車を2台作ったことがあるのですが、これに比べると相当な部品数です。なにしろ板バネのサスペンションションがタミヤではシャーシに一体でモールドされていたのですが、このドラゴンのキットでは転輪1個につきサスペンションのパーツが6個~7個付くのです。
あんまり目立たない箇所なのでどうでも良いかもしれないのですが、板バネの厚く束ねられた側に板バネの重なりをモールドしたパーツが付くのですが、その側面がツルツルなので板バネが重なっているように溝を掘りました。
シャーシを組んでいる鋼板の溶接痕を追加です。箱絵をみると至る所に溶接痕があるのですが、キットではごく一部の箇所についているだけです。面倒ですがこれを追加すると効果はてきめんです。プラモが鉄のかたまりに見えてきます。
さらに箱絵にならって起動輪の最終減速用のギアを納めるケースを留めるボルトを3個追加しました。軌道輪で隠れてしまうようなところにはボルトの追加が指示されているのに(素組みでですよ!)、この車体前部の目立つ場所がツルツルなのはいけません。なぜでしょうね?
転輪は周りにゴムがはめられたタイプのものです。柔らかいゴムはごろごろと転がるうちにすぐにボロボロになります。そこで転輪のゴムの部分をデザインナイフや彫刻刀で傷だらけにしました。
マジックトラックの組立て
本来なら履帯(マジックトラック)の取り付けは車体下部の製作の最終段階で行われるように説明書には書かれているのですが、結構やっかいな作業なので先に済ませてしまうことにします。しかも乾燥に時間をおきたいので片側ずつ進めることにしました。
そんなわけで他の箇所はなにもできていないし、足回りも左側だけしか作っていないのですが、左側のマジックトラックをさっさと取り付けてしまいました。
戦車の履帯というのは車体が小さくなっても履帯のコマのひとつひとつが小さくなるだけで、はめる枚数は大型の戦車と変わりません。なんと片側99枚とかかれています。しかも1つずつは豆粒(それも小豆サイズ)のような小ささです。頭に拡大鏡をかぶり、ピンセットを片手に履帯の組み立てをします。
ありがたいことに50枚くらいつないでも離れません。やっぱり細くて軽いのでとれにくいのでしょうか。大きさがヤクトティガーの半分もないのでどうなることかと思っていたのですが、意外に楽ちんでした。どうやらマジックトラックは小さな戦車向きのようです。
一列につながった履帯に流し込み接着剤を平筆でべたべたに塗ります。そのまま2~3分乾かし、そっとつまみ上げます。まだ柔らかいのでそのままホイールに巻き付けます。位置を合わせながら接着剤をべたべたと塗りながら固定していきます。
書き忘れましたが、ホイールはゆるゆるでとれそうなので、以前紹介したピットマルチ2という糊で仮留めしてあります。弛みを調整しながら最後をつなぎます。説明書の指示では99個だったのですが、どうやら長すぎるようです。1個減らして98個連結しました。これでも十分垂れ垂れです。
とりあえず片側が完了しました。
(全作品完成まで あと8)
関連するコンテンツ
作品No.63の記事一覧
- ドイツ・対戦車自走砲マーダー2 Op.63 制作開始 (2006年9月13日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その2 左の足まわりの組立て (2006年9月14日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その3 右の履帯、操縦席、車体後部の組立て (2006年9月15日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その4 車体と戦闘室右側の組立て (2006年9月16日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その5 車体の組立て完了 (2006年9月18日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その6 組立て完了 (2006年9月19日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その7 塗装 (2006年9月21日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その8 細部の塗分け (2006年9月22日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その9 主砲の仕上げ (2006年9月24日)
- 対戦車自走砲マーダー2 その10 ウオッシング、ドライブラシ、履帯の仕上げ (2006年9月26日)
- ドイツ・対戦車自走砲マーダー2 その11 完成!! (2006年9月26日)
コメントを残す