フランス重戦車・B1bis その3 履帯の組立て
2006年10月5日
Category : AFV フランスTags : B1bis
パチパチとはめるだけの組み立て式履帯の右半分が完成しました。ふつうにはめて組むだけならほんの数分で終わりそうなくらい簡単です。しかも接着式のカステン並みの強度は楽にありそうで、今まで組んだ履帯の中では抜群の楽ちんさです。
しかし、そのままではいけません。この B1bis の履帯は他の戦車の履帯のような鋳物でななく、鋼板をプレスして形を作りこれを溶接やリベット止めで作ったような形をしているのです。そのため履帯の端はかなり薄く、ちいさなパーツではあるのですが、数も多いことからこのあたりはかなり目立ちます。
かならずやらなければならないとは思いませんが、手間がかかるだけでそれほど難易度は低い作業ですから、根性とハンドリューターがあれば出来ます。そんなわけで粉だらけになりならが履帯のウスウス削りに突入です。
この B1bis はわりと大きな履帯をつけていまして、片側が61個と少なめです。履帯の両側を削らなければならないのですが、全体の2/3は片側しか見えませんから、実際に削る箇所は履帯1本あたり80ヶ所程度です。両方で160ですね。
できあがりの写真を見ると、削ってない履帯がかなりあります。実はこれは車体にくっつく側で、車体の陰で見えない部分なのです。しっかりと手を抜いています。この写真の反対側は全部外に露出しますから、すべての履帯が削ってあります。
ハンドリューターに筒型のヤスリをつけて斜めに削るのですが、削った痕がケバケバになるので、アートナイフで整えて、最後に流し込み接着剤を塗ってツルツルにします。この行程で1ヶ所削るのに1分程度です。この右の履帯1本を削るのに1時間半ほどかかりました。
(全作品完成まで あと15)
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