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アメリカ陸軍・リパブリックP-47Dサンダーボルト バブルトップ Op.79 制作開始

Category : 飛行機

Scale : 1/48 Maker : タミヤ Post : 79-1

プロローグ

行きつけの模型屋さんのモケモケさん。そのモケモケさんでは今月はキングタイガーの展示会が開かれています。そして次なるお題は『銀翼』です。3月末までに銀色の翼の飛行機を作らなければならないのです。

AFVモデラーは偏執的にAFVしか作らないなどという声がありますが(?)、私の制作履歴を見るとそういわれても仕方がないほどAFVに偏っています。なんとAFV率は97%にも登ります。別に他のジャンルに興味がないわけではないのですが、なんとなくこうなってしまったというのが正直なところです。

てなわけで、こんな機会でもないとなかなか飛行機まで手が回りませんので、ちゃっかりと乗っかることにします。銀塗装は飛行機モデリングの最高峰の技術と聞きます。ど素人のAFVモデラーがでたらめをやらかしそうですが、飛行機モデラーのみなさん暖かく見守ってください。

リパブリックP-47Dサンダーボルト 1/48 タミヤ

リパブリックP-47Dサンダーボルト 1/48 タミヤ

今回のお題は、『アメリカ陸軍・リパブリック P-47D サンダーボルト バブルトップ』です。ぶっとい胴体がカッコイイアメリカの戦闘爆撃機です。

なんとこのサンダーボルトは自重が4tもあり、その重い機体を飛ばすために2000馬力を超えるエンジンを積んでいます。自重も馬力も零戦の2倍以上というものすごさです。この太い胴体には排気タービン過給器、つまりターボチャージャーが収められており、これにより強烈なスピードと高々度性能を手にしました。

そしてその高々度性能を生かして、サンダーボルトは爆撃機の護衛の任務に就くのです。しかし大戦末期にはより高性能の P-51マスタング が登場しました。そのためサンダーボルトは1tを超える積載能力を買われて地上攻撃任務に転職し、ここにドイツ戦車兵たちから JABO(ヤーボ)と恐れられた重戦闘爆撃機が誕生するのです。

厚い装甲と強力な主砲で地上では無敵のティガー戦車、パンター戦車ですが、上空からの爆撃には自慢の装甲も役には立ちません。また、長砲身の88mm砲といえども高速で飛来する飛行機を打ち落とすことはほとんど不可能です。まさにサンダーボルトはドイツ重戦車部隊の天敵(文字通り天からの敵)だったのです。

コクピットの制作

P47-Dサンダーボルト コクピット

P47-Dサンダーボルト コクピット

戦車は足回りからですが、飛行機はコクピットから作ります。しかも塗りながら作っていくのです。このあたりがAFVとは違います。

今回は久々のタミヤということですが、さすがにキッチリとした造りです。パーツはジャストフィット、説明書はわかりやすい、モールドはシャープと言うこと無しです。

計器板にはデカールを貼ります。凸凹にモールドされている計器板に一枚につながったメーターを貼るため、マークソフターを使いました。実はタミヤのデカールはドラゴンなどに付属するカルトグラフ製に比べるとマークソフターに対して敏感です。そのことを忘れていてぶよぶよになってしまいました。運良く場所を決めてからソフターを塗ったので助かったのですが、運が悪ければデカールを溶かしてしまうところでした。

P-47Dサンダーボルト コクピット

P-47Dサンダーボルト コクピット

コクピット内部の細かな塗り分けは、ネットで見つけた作例を参考にしました。レイザーバック(P-47Dの初期の型)用ということですが、パーツがそっくりなのでたぶん一緒でしょうね。

計器板の裏側にはメーターの飛び出しまでモールドされています。キャノピーを通して少し見えるので、メーターからコード(0.28mmの銅線)を出しておきました。

コクピットはこれで塗装完了になるので、ウオッシングだけしておきました。

クリアパーツの照準器はカッコイイのですが、なんと真ん中にパーティングラインが入っています。これを削り取ると真っ白に曇ってしまいます。タミヤさん、これは無いでしょ(涙)。どうしようか迷ったあげく、パーティングラインを消すことを選びました。

(全作品完成まで あと10)

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