巡航戦車セントーMk.4 その2 車体の組立て
2007年3月6日
Category : AFV イギリスTags : セントー
T-34と同じクリスティ型の足回りのため工作の容易さはT-34と同じです。大きな転輪が片側5個ずつというシンプルさです。おかげで足回りの制作はあっという間に完了です。
私はしませんでしたが、簡単な改造でトーションバーサスペンションを可動式にすることは可能でしょう。ダイオラマに使うときも自然なサスペンションの動きを再現できそうです。ただし一番前と一番後ろの転輪は固定しておかないと軟質プラの履帯に引っ張られてサスペンションが上がってしまうので(たぶん)、注意が必要です。
続いて車体細部の工作です。エンジンデッキ後方のメッシュはキットに付属の網では荒すぎるのでホームセンターで購入した真鍮メッシュに交換しました。またエンジンデッキ上のパネルに取り付けられたハンドルはい板がモールドされているだけだったので、これを全部削り落として、銅線0.28mmと0.2mmで置き換えました。
フェンダーの端は薄く削るのですが、さらにボルトを追加します。イギリス軍の戦車はフェンダーの横にサイドスカートのようなカバーが付きます。米軍から供与されたM3やM4戦車にもちゃんと付けられています。このセントーにもサイドスカートの付いた車体の写真も残っているのですが、どうやらノルマンディ上陸作戦の時には付けられていなかったようです。
そのサイドスカートを取り付けるためのボルトかもしくはそのボルトを通す穴をここに付けておかなければなりません。ボルトの場所が正確にわからないのですが、箱絵を参考に適当に付けておきました。
後で気がついたのですが、このキットは兄弟戦車のクロムウエルと共通になっていて、クロムウエル用のサイドスカートがランナーに付いています。ここにはちゃんとボルトがモールドされているので、この位置を計って付ければ正確でした。しかもそのボルトを剥がして使えばわざわざ伸ばしランナーで作ることもなかったんです。全部やっちゃってから気がついたんですよね。どなたか次にこの戦車を作られる方がおられましたら、ぜひこのパーツを流用してみてください。もちろんサイドスカート付きもありかと思います。
(全作品完成まで あと11)
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