Sd.kfz.251/20ウーフー その3 インテリアの塗装と赤外線フィルタ
2007年3月31日
Category : AFV ドイツTags : Sd.kfz.251
インテリアの塗装
ウーフーはUHUと書くとそれらしいのですが、カタカナでウーフーと書くとなんか変な感じがしますね。どうしようかと思ったのですが、このサイトでは基本的にキットの名前は日本語表記にしていますから、ドラゴンのフィギュアセットなども無理矢理日本語にしています。そんなわけで、UHUはウーフーで通しましょう。
さて、インテリアの塗装ができました。ダークイエローの単色ですからエアブラシでシュッですね。その後、計器類など細部を塗り分けて、ウオッシングにドライブラシ、チッピングにパステルと一通りすませました。
チッピングは前作で手軽で効果抜群の4B鉛筆法を再度採用です。ただし、鉛筆チッピングはインテリアには重宝するのですが、外には向きません。さわるとにじんでしまうからです。パステルもさわると取れやすいのですが、こちらはもともとぼやっと付けてあるので、少々さわってにじんでもあまりわかりません。ところがチッピングは小さな点の集合ですから、さわってにじむとなにがなんだか・・・
こちらは車体後方のインテリアです。といっても扉と消火器だけですけどね。壁面の雨だれ、扉のシェイド、チッピングなどが鉛筆やパステルで手軽に実現しています。手で触れることのないインテリアにはお手軽でもってこいの手法です。
赤外線透過フィルター
探照灯も少しだけ進みました。脚にのせるための枠を付けました。可動にすることもできるのですが、水平で止まってくれないので接着してしまいました。それに可動式にするとかなり弱そうです。
2つ写っていますが、合成写真です。本当は1個だけですよ。右は赤外線透過フィルターを付けた状態です。赤外線ランプといえどもかなりの可視光線が発生します。赤外線ヒーターが明るいオレンジ色に光っていることでもわかりますよね。でもこれでは敵に発見されてしまいますから、先にフィルターを付けて可視光線だけをカットします。それが赤外線透過フィルターのお仕事です。
可視光線をまったく通さないわけですから、赤外線透過フィルターは真っ黒に見えます。キットでもタイヤブラックで塗るように指示が出ています。しかし、それではあんまりおもしろくないので、タイやブラックとクリアレッドを1:1くらいで混ぜ、そこに隠し味にクリアブルーを少々入れて、これを気に入った濃度になるまでエアブラシでクリアパーツに吹き付けました。クリアブルーを入れるのは、学生時代(25年前)に見た赤外線透過フィルターが紫がかった黒色をしていたような気がするからです。
黒っぽい赤の奥に探照灯の内部がぼんやりと見えているのがわかりますか。ばっちりねらったとおりになってやれやれです。表面に綿埃が付いていますが、まだフィルターを接着したクリアボンドが固まっていないので、さわることができません。固まったら拭き取っておきましょう。
(全作品完成まで あと9)
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