Sd.kfz.251/20ウーフー その4 探照灯の組立てと車体の貼り合わせ
2007年4月2日
Category : AFV ドイツTags : Sd.kfz.251
赤外線探照灯が完成
探照灯のライト部分ができたので、次は脚です。操作員の椅子に向きを変えるハンドルと上下の角度を変えるハンドルが付きます。もともと対航空機用の探照灯ですから真上まで向けることができたんでしょうね。
探照灯のライトの下には赤外線暗視装置が付きます。これは赤外線カメラで捉えた画像を人の眼で見える画像に変換する装置なんでしょうね。この時代にこんなエレクトロニクス製品があったとは驚きです。箱絵ではこの暗視装置のレンズにも赤外線透過フィルターが付いているように描かれていますが、それはたぶん無いと思います。またグリーンランド氏の作例ではレンズの奥が普通のライトのように銀色で塗られているのですが、これはカメラのようなものですから、それも無いと思います。はっきりとした資料があるわけじゃないのですが、私なりの解釈で、カメラのようにレンズの奥は黒で塗り、レンズはまったくの透明にしておきました。
車体の貼り合わせ
探照灯の脚を作るのと同時進行で、車体の工作を進めます。最近のAFVキットでは鋼板の合わせ目にはちゃんと溶接の痕がモールドされています。ドラゴンなんかでも当たり前になってきていますよね。しかし、キットで2つのパーツをつなぐ箇所には溶接痕がモールドされていないことが多く、自分で付けなければなりません。ところがこのAFVクラブの251はそこにもちゃんと溶接痕がモールドされているのです。この志はすばらしいのですが・・・
しかし問題があります。きわめて正確にこの複雑な多面体の車体を組み上げることができれば2つのパーツの溶接痕はぴたりと重なるのですが、わずかにでもずれれば隙間ができてしまいます。私の技術では当然隙間だらけです。特に車体前面の6角形の板はサイズが少々大きすぎるようで、すべての面が飛び出してしまいました。
そこで通常のキットと同じように隙間を埋めたり、わずかに飛び出した面を削って角をキレイに出す作業をするわけですが、そうするとせっかくの溶接痕がキレイさっぱりなくなってしまいます。
というわけで、無くなった溶接痕は再度付けることになります。その場合、最初から付いている溶接痕と違和感が出ないように、同じような調子の溶接痕にしなければなりません。AFVクラブの溶接痕はドラゴンよりは控えめです。そこでいつもよりも細めに(髪の毛程度か?)伸ばしランナーを作り、これで溶接痕を付けました。
週末ということでもう少し進んでもよさそうなものですが、春休みということもあり、子供たちをつれて出かけたり、外でバーベキューをしたりと、家族サービスに時間をとられました。たまにはこんな週末もいいですよね。そんなわけで、先週末はここまでしか進みませんでした。
(全作品完成まで あと9)
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