陸上自衛隊・90式戦車 Op.87 制作開始
2007年4月19日
ドイツものを中心に(別にそうしたいわけじゃなく、売ってるプラモの大部分がドイツものということで・・・)、第二次世界大戦のAFVを作ってきた私ですが、6月のモケモケ展示会のお題がなんと、『現用車輌』ということで、いよいよAFVの新分野へ進出です。
ところが私は現用車輌はあまり詳しくなくて、だいたい各国の主力戦車はみんな同じに見えて区別できません。みんなやたらでかくて平べったくて、砂漠の皆さんはベージュ色でその他は茶色と緑の迷彩模様です。もちろん大きな主力戦車でなくてもいいのですが、どうせですから強そうな主力戦車がいいですよね。そして、どうせ作るなら私たちの頼もしい見方である、陸上自衛隊の現役主力戦車の90式戦車を作ることにしました。
この90式という番号はずいぶんでかいなと思っていたら、1990年から配備されたということなんですね。そんなことも知りませんでした。その前が74式ですから1974年、その前が61式ですから1961年モデルですね。そして、その前はアメリカ製のMなんたらというシリーズが使われていました。だいたい十年ちょいで新型にモデルチェンジしているのですが、そういう意味では90式は17年目を迎えたんですよね。そろそろ次が来そうですよね。どんなハイテク戦車になるか楽しみですね。
この戦車は日本のハイテク技術の粋を集めて作られており、なんと装填を自動化したことにより、3人で戦うことができるそうです。1輌が7億5000万円もするらしいのですが、なによりも人件費の高い日本らしいですよね。巨大な平べったい車体になったとはいえ、基本的な形は60年前の第二次世界大戦と同じです。第一次世界大戦の戦車と第二次世界大戦の戦車が大きく形が異なっているのに比べるとこれは興味深いですよね。
キットはタミヤの1/35。これしか無いそうです。そしてエッチングパーツとかも今のところはタミヤの純正があるのみ。まぁ、極東の島国のしかも絶対に海外に出かけて国際社会にデビューすることのない戦車ですから、プラモの世界でもマイナーであることには違いないですね。このスーパータンクが戦うところを見てみたいとも思うのですが、もはやこれは歴史上の話ではなく私たち自身の安全にも関わる問題ですから、絶対に活躍する機会が無いことを願っています。
車体の組立て
さて、タミヤのキットということで非常に組みやすく、あっというまに形になってきました。とりあえずは足回りを作り、車体上部にちょいと手が着いたところまで来ました。
隣に置いたのは巨大戦車のエレファントです。車体だけを見てもエレファントが小さく見えるほどの大きさです。こんな大きな戦車が3人乗りだなんてすごいですよね。高度に自動化されたシステムで、弾丸の装填も自動です。さすがは日本製品です。
ちょっとだけ追加工作
パーツの合いも良く、パーティングラインも薄く、パーツのゆがみもなく・・・と何の文句も無いタミヤ品質なのですが、ちょいと省略が多いのが玉にキズです。もちろんそのおかげで小学生でもサクサクと組めるのですからそれはそれでOKです。私には自分で細工を加える楽しみが残してもらっていると思えばいいのですからね。
というわけで、運転手用のハッチに追加工作をしました。板状になっている手すりを切り取って真鍮線に置き換えるのはタミヤ製品ではお約束です。そして、ペリスコープに付いているワイパーをプラ板で自作しました。実車の写真を見ながらそれらしく作りたいのですが、あまりの小ささに、なんかついてるねってレベルで我慢です。
現役のしかも日本の戦車と言うことで、実車の写真には事欠きません。あまり深追いすると大変ですから、自分の技術と相談しながらほどほどにディテールアップをしていきましょう。
(全作品完成まで あと11)
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