昨日のお買い物 【シリウス モデリストブラシ・フィルバート】
2007年6月18日
筆に大量出費!
高級筆の代名詞、ウインザー&ニュートンのシリーズ7を3本も購入したうえ、さらに昨日は新発売の「シリウス モデリストブラシ」を一度に3本も購入しました。今月はドラゴンのプレミアムキット2台分を筆の購入に投入しています。
今回購入したのはシリウスのモデリストブラシ フィルバート です。フィルバートというのはハシバミの実のことでヘーゼル・ナッツといえばおなじみですよね。あのチョコレートに入っている丸いやつです。筆の穂先が半円形にカットされていることから、この形の筆をフィルバート筆というそうです。
この筆の断面を横から見てみると、穂先が丸筆のように細くなっています。実にユニークな形の平筆です。
塗料を全く吸い込まない材質であるプラスチックに塗装するというプラモ独特の要求に対して、通常の絵画用の筆をそのまま使ったのでは、いくら高級な筆でもその性能を発揮することができない、という発想から開発された筆だそうです。
その形状もさることながら、塗料の含みを担うコリンスキーセーブルと毛質均質さを担うケミカルファイバーを混ぜ、均質で軽い筆のアタリを徹底的にチューニングしたそうです。
一番大きな高価なものはサイズ的にはあまり出番が無いかもしれません。また、一番小さなサイズはその使用シーンが小筆のシリーズ7とかぶると思ったのですが、これが一番使えるとオリオンのサイトでも紹介されていました。それで結局3本とも買ってしまいました。
筆塗りかエアブラシか
たしかにエアブラシはすばらしい道具です。さほど高度な技術を持っていなくてもそれなりにキレイに塗れます。とくに単色で塗るだけならだれでもすぐに塗れるようになれます。そして境界がぼけたドイツ軍の迷彩塗装などはエアブラシでなければかなり困難です。
画家の皆さんはエアブラシのない時代から筆だけで本物と見まがうばかりの写実的な絵画を平面に作り上げてきました。高度な技術さえあれば筆だけで何でも描くことができるのです。
さらに筆塗りにはエアブラシにはできない独自の味を持っていると思います。エアブラシで仕上げられた絵画はキレイでも、なんだかみんな同じように見えると思いませんか?一方筆で描かれた絵画はそのタッチをみれば誰が描いたか判るほど個性的です。
以上のことから私は、エアブラシは省力化の道具と位置づけています。戦車を筆だけで塗装することはエアブラシよりもはるかに高度な技術と膨大な時間をかければ可能です。そしてその仕上がりはまさにその人だけの味を持ったものに仕上がると思います。
私にはそんな技術も時間もありませんから、もっぱらにエアブラシを使います。それでも仕上げには良く筆を使います。そしてこれからももっと使っていこうと思っています。
(全作品完成まで あと12)
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