零式艦上戦闘機21型 その4 エンジンの制作開始
2007年6月1日
点火プラグコードのディテールアップ
さて、コレは何でしょう。飛行機を良く作られる方にはすぐにわかると思いますが、普段はもっぱら戦車を作っている私なんかは、いきなりコレを見せられても『???・・・』となってしまいます。
これはエンジンの点火プラグに接続するコードです。1気筒あたり裏と表に1本ずつ接続されますから、14気筒あるので28本ものコードが付きます。さらにこのリングにはディストリビューターから太いコードで4本の配線が接続されます。これはエンジンに取り付けてから接着することにします。
細いプラグコードは0.3mmのソフトワイヤーを取り付けます。リングについている突起を切り取り、そこに穴を開けてソフトワイヤーを取り付けるのですが、1本の突起に対してソフトワイヤーは2本ずつ付きます。
プラグコードの長さは、前の列の表側は12mm、裏側は20mm。後ろの列の表側は15mm、裏側は24mmと雑誌の作例には書かれていました。長いのは接着する直前にちょん切ればいいですが、短いとやっかいです。実際にはすべて5mmほど余分の長さに切って貼り付けました。
栄12型エンジンの組み立て
組み立てたエンジンに点火プラグコードを取り付けます。シリンダーは星形エンジンですから丸く並ぶのですが、前後に7気筒ずつわかれています。ディテールアップですから、キットの説明書にはコードの取り付け位置は書かれていません。表側はシリンダーの向かって左上の角、裏側は中央あたりに突起がありますからわかります。
ディストリビューターへつながる太いコードはそのままシリンダーの間を通して、裏側にまわしてあります。次の段階で取り付けるエンジン補器に付くのですが、どれだかよくわかりません。まぁ、完成したら全く見えなくなる部分ですからそれほど神経質になることもないでしょう。(+_+)\バキッ!
集合排気管は焼鉄色で塗装して、その上からエナメル溶剤に溶かしたピグメントのブラック・スモークとライト・ラストを塗りつけ、乾燥後余分をこすり落として熱で錆びた排気管らしくしました。排気管の出口はウスウス攻撃をしてあります。
(全作品完成まで あと13)
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