アメリカ・M4 88mm自走迫撃砲 その9 完成!!
2007年6月24日
Category : 完成 AFV アメリカTags : M4ハーフトラック
ウエザリング
ウエザリングはいつもの手順です。まずはウオッシング。かなり黒に近い焦げ茶でウオッシングです。綿棒で拭き取って乾燥を待ちます。
次はドライブラシ。エナメルのオリーブドラブに白を混ぜながら4段階のドライブラシをしました。平らな板を組み合わせて作られた車体です、エッジをドライブラシで際だたせると存在感が出てきます。
チッピングもほとんど黒に近い茶色で少々。ウインザー&ニュートンの#000が活躍します。 細かな点を打てるだけでなく、塗料の含みがいいので助かります。
MIGピグメントのヨーロピアン・ダストを無臭ペトロールで溶いて泥にして車体下部に塗りつけます。ドライヤーでかさかさに乾かしてから100円均一で買ったごわごわのナイロン筆で余分を掻き落とします。泥の付いたところと付いていないところのエッジをぼかしながら自然になるように、ピグメントを足したり取ったりしました。
最後にセピアのパステルを入り隅に置いて車輌の隅っこの汚れや陰を表現します。それと同時にパネルの境目にもこのセピアのパステルが入るので、墨入れの効果もあります。さらに、車輌全体にまぶしていきますから、これで全体のトーンが整ってきます。(なんとなくね・・・)
完成!!
いままでばらばらだったシャーシ、運転席、車体後部を組み合わせます。慎重に作ってきたつもりなのですが、運転席と車体後部がどこかで干渉しているようです。そんなはずはないと思ったのですが、よく見るとフィギュアが原因でした。ここまでフィギュア無しで仮り組みを繰り返してきたのですが、こんなところに伏兵がいました。結局運転席がフィギュアのおかげで少し歪んで取り付けられてしまいました。プラモは難しい・・・
これにて アメリカ・M4 88mm自走迫撃砲 1/35 サイバーホビー の完成です。最近白箱(一発限りの製品)が多かったサイバーホビーですが、これは再販もありの緑箱の製品です。ドラゴンのスマートキットをベースにしているため、ほどほどのパーツ分割と少なめ(ドラゴンのプレミアムに対してですけど・・・)のエッチングパーツにも関わらず、精密感はバッチリでしかも組みやすかったですね。
一体式の履帯の組み立てに少々コツが必要だった以外はほとんどストレス無く組み上がります。インテリア丸出しの車輌も、シャーシ、車体前部、車体後部に分けて組み立て塗装ができ、完成後に組み立てれば良いため、塗装の手順で悩む必要もありません。実は履帯、起動輪と誘導輪、シャーシ、車体前部、車体後部はぜんぶ差し込んであるだけで、接着はしてありません。こんな風に塗装できればオープントップ車輌も楽なんですけどね。
1年ぶりのアメリカ軍車輌でした。昨年はドイツ戦車に明け暮れましたが、今年は連合軍車輌にも積極的に行くだけでなく、さらにその向こう(AFV以外→ミリタリー以外→スケールモデル以外)へと進もうと思っています。あ~でもドイツ物も作りた~い。
(全作品完成まで あと13)
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