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キューベルワーゲン救急車 その3 ドライバの塗装と車体の組み立て

Category : AFV フィギュア ドイツ

Scale : 1/35 Maker : ベゴ Post : 99-3

ドライバの塗装

キューベルワーゲン救急車 ドライバの塗装

キューベルワーゲン救急車 ドライバの塗装

フィギュア7体のセット(実際には8体入っています)ですが、とりあえず車体の組み立てに必要なドライバー1体を作ります。

塗装はいつものようにアメリカーナ(トールペイント用の水性アクリル塗料)です。制服のフィールドグレーは保存容器に調合しました。すぐに乾燥してしまうトールペイント用塗料ですが、保存容器にたっぷり入れておけばかなり長期にわたり保存できます。残りの量が少なくなると乾燥してしまうので、時々調合し直すことにします。

色はコロニアル・グリーン(白っぽい緑)にブラック・フォレスト・グリーン(濃い緑)、黒、白そしてアスファルタム(焦げ茶)を加えます。何度も何度も足したので、比率は全く判りません(汗)。タミヤのフィールドグレーは個人的な好みとしては少し緑が強すぎる気がするので、もっと彩度を落とし、明度を上げてあります。

このNeo式フィールドグレーを中心に黒を混ぜた色と白を混ぜた色でシャドウとハイライトを入れました。この思いっきりつや消しの仕上がりがいいですね。靴だけは半ツヤにしたかったので、エナメルのX18です。

少し目が大きすぎたのですが、若者らしい(子供っぽい)顔に仕上がりました。以前作ったタミヤのシュビムワーゲンのドライバーもすごく若かったのですが、ドイツ軍の小型車輌のドライバーはみんな若者ばかりだったのでしょうか。

車両本体の組み立て完了

キューベルワーゲン救急車 車体の組み立て完了

キューベルワーゲン救急車 車体の組み立て完了

塗装の完了したドライバーを運転席に押し込みます。少し窮屈なくらいで、背中はシートの背もたれの形にくぼんでいるので、キッチリと収まります。接着はしていないのですが、びくともしません。接着はしてありませんが、ハンドルを取り付けますから、車から降ろすことはできなくなりました。

担架はこのように積まれます。負傷兵はここに縛られて運ばれてくるわけですから決して乗り心地は良いとはいえないでしょうね。重心が高いので、かなり左右に振れると思います。この担架は今回の設定では車から降ろされていることにするので、接着はしてありません。また、担架をおろすときに開けた助手席のドアを開けたままにしました。

ドライバーが空いたドアの方を見ているのですが、負傷兵を心配しているのか、それとも「オイ、開けたら閉めろよ!」なんて考えているんでしょうか?

見えないところも作り込んでいます

後ろのエンジンの蓋を閉めてしまうと、せっかく作ったエンジンがまるで見えなくなります。ちょっと寂しいので接着はしてありません。ピットマルチで仮留めでもしておきましょう。

このキューベルワーゲン、見えないところまでよく作られています。ドライバーの足下、ペダルの奥に四角い穴が開いており、そこにはジェリカンが収納されています。外からはまるで見えませんし、運転席の奥を電灯で照らして目をこらせば、ジェリカンの取っ手の3本のうち2本がかろうじて見えます。溶接リブを再現するエッチングパーツこそ付いていませんが、ベゴのジェリカンは大変良くできています。ここに入れるのはもったいなかったかもしれませんね。

(全作品完成まで あと15)

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