対戦車自走砲マーダー3H型 その8 主砲の組み立て
2007年8月16日
Category : AFV ドイツTags : 38(t)戦車7.5cmPak40/Stuk40マーダー3
仲田師匠のダークイエロー
戦車がいったいどんな色で塗られていたかというのはいつも話題になります。なにしろ60年以上も前の話ですし、当時の鮮明なカラー写真は残っていません。しかも、出撃すれば野ざらしですから色も途中で変化してしまったことでしょう。
かつてはタミヤのダークイエローを瓶から出して何の疑いもなく塗っていました。その後いろいろな人の作例を見ながら、この色カッコイイなんて影響を受けて、ちょっと白っぽくなったりもしました。
昨年タミヤが零戦の色を新しい資料に基づいてリニューアルしたように、今年になってガイアから正確なダークイエローが発売されたりもしています。そんな中で私の行きつけの模型屋さんのモケモケさんで話題になっているのが、オリオンの仲田師匠が提唱する究極のダークイエローでして、師匠がモケモケさんに来店されたときに居合わせたホワイトタイガーさんたちにそのレシピを教えていただきました。
それを作って塗ってみたのが上の写真です。実は塗装してあるのは赤丸で囲ったパーツだけでして、他は未塗装です。どうですか、塗ったところとそうでない所の区別が付かないことないですか?ビックリするくらい同じ色に仕上がってしまいました。 よく見るとツヤが少し違う程度です。
タミヤのダークイエローよりは少しだけ赤みが強くなっています。私のイメージではもう少し白いかな?って思っていたのですけどね。
7.5cm対戦車砲Pak40
AFVクラブから提供を受けたPak40の制作です。ここからランナーの色がちょっとだけ変わります。AFVクラブ色です。この主砲のうち、砲身と防盾はトライスターのパーツです。元祖AFVクラブでは砲身はアルミでし、防盾は真鍮板の2枚重ねです。もちろんマーダーの防盾は通常のPak40の防盾とは形が違いますから、どっちみトライスターが作ることになるとは思います。
砲は上下左右ともに角度が変わるようになっていますが、駐退装置は固定してあります。原理的には可動するようにできるのですが、パーツの強度からしてちょっと無理。ぐらぐらですぐとれちゃうよりは張り付いていてもかまいません。装填中のフィギュアと照準中のフィギュアを乗せますから、砲じたいは動かない方が都合がいいのです。
砲の角度を変えるためのハンドルはフィギュアに握らせるためにまだ接着してありません。フィギュアの腕の角度と一緒に調節しながら組み立てます。
防盾の組み立て
箱組の防盾を組み立てます。微妙な角度が難しいのですが、パーツの合いが良いので、注意深く組み立てればキッチリと組み上がります。
一部取り付け位置のわかりにくいパーツがあるのですが(C8とC9)、なんとかそれらしい場所に落ち着きました。でも本当に合っているかどうかわかりません。このあたりは説明書がひどすぎです。
防盾に付く偽装ネット用のフックがエッチングパーツで入っています。ものすごく細かいパーツなのですが、防盾側に取り付けようの小さな穴がキッチリと開いているため接着は容易です。エデュアルドのヘッツァーの時にものすごく苦労したのですが、今回は1つもパーツを飛ばさずに、全て一発で接着できました。ここはさすがです。
これでほぼマーダー3H型の形になってきました。残っているのは幌を支えるための支柱とアンテナくらいです。そろそろフィギュアの制作にも入らなければね。
(全作品完成まで あと24)
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