ドイツ・3.7cm対戦車砲Pak35/36 その5 完成!!
2007年8月26日
Category : 完成 AFV フィギュア ドイツTags : 3.7cmPak35/36ドイツ砲兵
ウエザリング
ドアノッカーとあだ名されるほどソ連軍の戦車に対して無力だったPak35/36です。後に空砲の力で発射するスティック爆弾と呼ばれる成形炸薬弾が発明され、再び活躍の場を与えられます。キットにはそのスティック爆弾も入っていますが、フィギュアの服装が大戦初期のため、あえてスティック爆弾は作りませんでした。
大戦初期と言うことでフィギュアのヘルメットにはマークを入れることにしました。昔は良くタミヤのフィギュアセットにもデカールが入っていましたが、最近ではとんと見かけなくなりました。小さなマークですから描くのも大変ですが、逆に小さいので少々ゆがんでいても判りません(+_+)\バキッ!
砲の泥汚れは、タミヤのウエザリングスティックのマッドをパレットにこすりつけ、アクリル溶剤で少し薄めて筆で塗りつけました。スティックから直接キットに付けると1/35では付きすぎる場所とまるで付かない場所ができてしまうので、都合が良くありません。しかし筆で塗ればこの問題は解消できます。
フィギュアの汚れはいつものウエザリングマスターです。このようなポーズですから、ひざ、おしり、ひじ、などはドロドロでしょうね。ブーツも含めて下半身は土色になってしまったことでしょう。
ジャーマングレーの車輌はチッピングがあまり目立ちませんが、それでも一応そこら中に入れておきました。最後にパステルのセピアをまぶしてできあがりです。
完成!!
完成です。たったの315円で購入したバーゲン品のキット。これに1700円のエッチングパーツをおごっただけでなく、300個近いリベットをひとつずつ付けることになるとは思いもよりませんでした。おかげでまるでタミヤのキットに見えなくなりました。
リベット付けは全組み立て工程の半分を占めています。マットメディウムを塗った所に、0.2mm程度に伸ばしたランナーをスライスして作ったリベットを、面相筆を用いてピンポイントで置いていきました。この方法はトニー・グリーンランド著の「パンツァー・モデリング マスター・クラス」に書かれていた方法なのですが(本書ではマットメディウムではなくバーニッシュを使用)、これが大量のリベットを正確に置くにはとても有効な方法でした。
(全作品完成まで あと21)
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