キューベルワーゲン救急車 その7 完成!!
2007年8月1日
Category : 完成 AFV フィギュア ドイツTags : キューベルワーゲン
フィギュアの塗装
残る作業はフィギュアの服と装備品の塗装、車輌のウエザリングなど塗装の仕上げです。私の見積もりではあと2~3日ってとこだったんですが、昨日は特に用事もなく、一気にかたづけてしまいました。さすがにチョット疲れましたね。
フィギュアのうち負傷兵はベルトやサスペンダーすら外されていますから、塗り分けをする部分があまりありません。しかも塗装に使っているアメリカーナは乾燥が早いので、どんどん塗ることができます。それどころかパレットの上で乾燥してしまいますので、捨てる塗料を最小限にするためにも休むことなく手を動かします。塗料に追い立てられるようにして一気に塗ってしまいました。
シャドウとハイライトを入れ、装備品を塗り分けます。ヘルメットと腕章に赤十字のデカールを貼り、最後につや消しクリアを吹き付けて塗装完了です。つや消しクリアが乾いたら、タミヤのウエザリングマスターで靴とズボン、おしり、肘に泥汚れを付けます。
車輌のウエザリング
フィギュアの乾燥待ち時間に車輌を仕上げます。ウオッシングは油彩のローアンバーをペトロールで溶いて行いました。綿棒で拭き取ったら、次はドライブラシです。小さな車輌ですから控えめに・・・です。
チッピングはジャーマングレーとハルレッドを不規則に混ぜて、飽きるまでチョンチョンとします。昔はこれが楽しかったのですが、最近では退屈な作業になってきました。歳のせいでしょうか?
足回りはアクリル溶剤(アルコール)でMIGピグメントのヨーロピアン・アースを溶いて塗りつけます。乾いたら、100円均一で買ったナイロンの筆で余分をこすり落とします。
最後にセピアのパステル(この色のピグメントが欲しい)を粉にして、全体にまぶします。といっても上からドバッとかけるのではなく、入り隅を中心に置いていくのですけどね。
完成!!
完成です。アメリカーナの乾燥の早さ、子供の塾が夏休みで昼間になり、送り迎えが不要になった。車輌が小さい。おもしろいテレビ番組がなかった。など様々な要因が重なって、予定より2日早く完成してしまいました。
キューベルワーゲン救急車というキットなのですが、キューベルワーゲン救急車はほんのオマケで、主役はフィギュアたちですね。ベゴのキューベルワーゲンやドクター、ナースのフィギュアも良くできていますし、どらごんの負傷兵と衛生兵のペアも良くできています。
よく考えると、車輌に積んであった担架が降りていますから、これをおろしたのは衛生兵(ひざまづいている方)ともう一人いるはずです。おそらくドライバーかそれとも野戦病院のドクターかナースでしょう。となるとドライバーは降りて立っていて欲しかったですね。そしてドクターとナースも棒立ちではなく、なんらかのアクションをしていて欲しかったかも。
ベゴというのはあのタスカの別ブランドなんですね。どうして別の会社にしているんでしょうね。ともかく、タスカ同様タミヤをスピンアウトした方が作られた会社と言うことで、タミヤテイストな説明書の訳がわかりました。精密さ、組みやすさ、説明書のわかりやすさはタミヤ以上かもしれません。もちろん価格もかなりタミヤ以上ですけどね。
戦闘シーンではないものの、野戦病院というかなり生々しいシーンのセットです。負傷兵はもっと血だらけにする必要があるのでしょうが、気がちいさい私にはちょっとできませんでした。野戦病院のナースはほとんどスッピンで仕事をしていたのでしょうが、フィギュアの塗装は男性の兵士ですらアイラインを入れます。ましてや女性をそのままって訳にはいきませんよね。結局ナースに似つかないほど濃い化粧になってしまいました。
ともかく一応完成です。今後はこのセットに地面を付けたいと思っています。野戦病院に使っている民家などのキットを現在物色中です。良い物が見つかればダイオラマの制作に入りたいと思います。それまでこのセットは棚の中でお休みです。
(全作品完成まで あと17)
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