1号対空戦車A型 その4 インテリアの塗装と車体の組み立て
2007年9月3日
Category : AFV ドイツTags : 1号戦車2cmFlak38
インテリアの塗装
いくら内部が覗き見られるとはいえ、組み立ててしまうと塗装は困難になるので、先に塗装を済ませておきます。内部の色は車体色で指定されているのですが、前作のマーダー3にならって、戦車の車体内部はオフホワイトの車内色(ガイアカラー)、上に飛び出している防盾の部分は車体色にしました。
車内の塗り分けもまるで指示が無いので、わからないのですが、それは今までの経験で適当に・・・
油彩のローアンバーをペトロールで溶いてウオッシングします。綿棒にペトロールを染ませて拭き取りますが、これだけ凸凹なので、かなり残ります。ドライブラシはあまり効果がなさそうなのでしてありません。ただガンメタルで塗装したトランスミッションは銀ブラシを軽くかけてあります。
チッピングはいつものようにジャーマングレー+ハルレッドで行います。タミヤのエナメルをペトロールで溶きます。おかげで乾燥が遅く、面相筆でチョンチョンとやっていても筆が乾きにくいので助かります。
ペトロールは乾燥が遅いので、十分な時間を置いてから、セピアのパステルを乗せます。ゴミやホコリがたまりそうな隅っこや影に成りそうな部分に置いていきました。またMIGピグメントのライトラストを所々に付けてサビが浮いている状態を付けてみました。
車体の組み立て
インテリアの塗装が終わったので、いよいよ車体の組み立てです。Flak38はまだ乗っかっているだけです。運転席前の装甲板はマスキングが大変そうなので先に筆で塗ってあります。ある程度開口部の近くを筆で塗っておけば、いい加減なマスキングですませそうですからね。筆塗りはムラになるのを避けるために、リターダーを混ぜて行いました。抜群にのびが良くなり、筆むら無くきれいに塗れます。
箱組みは慎重に行ったのですが、左右が微妙にずれていたのでしょうか、ボンネットに当たる部分の装甲板がぴったりとは収まりませんでした。そこで、この部分は光硬化パテで隙間を埋めて調整しました。
車体後部の制作
車体後部には弾薬運搬用のトレーラー(Sd.Ah.51)をつなぐためのジョイントがあります。始動時停止時の衝撃を緩衝するためのバネが仕組まれているのですが、このバネの中央をパーティングラインが通ります。そして他のキット同様、このバネのパーティングラインが消しにくいのなんのって・・・さらに左右が少しずれているため、修正も困難で・・・
と最初はいろいろと削っていましたが、結局切り離して作り替えることにしました。
中心の棒は1.2mmくらいに見えるのですが、手持ちが1mmと2mmしかなかったので、1mmのプラ棒を使用しました。バネは本当のバネの様に見えますが、これはソフトワイヤーです。ソフトワイヤーはハンダのようなもので(タブンハンダそのものじゃないかと疑っていますが)、非常に柔らかく好きな形にすることが出来ます。いろいろな太さがあるので結構重宝します。
(全作品完成まで あと22)
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