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パンターF型 その10 車体の貼り合わせと履帯の塗分け

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 95-10

車体上下の貼り合わせ

最近のドラゴンのキットは設計上は合いが非常にいいのですが、サイバー製品のように、ドラゴンの通常の製品に追加パーツを入れて派生車輌にしているため、箱に入っているパーツ数が異常に多く、そのため車体のように大きなパーツがゆがんでしまうことが良くあります。

このキットもご多分に漏れず、車体上部が変形していました。いつもならテープで固定して変形を直すのですが、今回はすべてのパーツが取り付けられています。さすがにテープを貼る余地もありません。接着剤を塗って、固まるまでずっと手で持っていました。まぁ、変形も少なかったので、なんとかこれで収まってくれました。

車体前部の合わせ目の修正

パンターF型 車体前部合わせ目の修正

パンターF型 車体前部合わせ目の修正

車体前部の合わせ目の修正をします。この作業は本来塗装前に行うのが正しいのですが、車体を接着しなければできません。それではペリスコープを入れることができなくなります。ペリスコープをマスキングするという手もありますが、今回は(1)全体を塗る→(2)ペリスコープを入れる→(3)車体の上下を貼り、隙間を修正する→(4)再度必要箇所のみ塗装をする という手順にしました。

ティーガー2(キングタイガー)やパンターの車体の前面装甲板は、鋭い角度を付けて、上下が互い違いにあわせて溶接されています。しかし、プラモキットではこの境目が一直線に分割されています。するとどんなにキチンとあわせてもあるはずのない場所に溝ができてしまうのです。ここを修正してやるのはパンター戦車の基本です。

このF型では、下面の装甲板の厚さを調節するために(G型からの流用のため若干厚くする必要がある)、エッチングパーツを貼り付けるのですが、そのおかげでこの隙間を消す作業が大変でした。

するどすぎる接合面のエッジを、あたかも一枚の鋼板に見せるためにダルくするのですが、エッチングパーツはあまりにシャープで堅いため、なんともなりません。ヤスリで少し削ってパテを盛り、それらしい形に尚しました。そのとき、ツルツルだったエッチングパーツ側の溶断面にも溶断の痕の傷を付けておきました。

足まわりの塗り分け

パンターF型 足まわりの塗分け

パンターF型 足まわりの塗分け

パンター戦車はでかいですね。マーダーとか1号対空戦車とか作ってましたから、パンターのでかさをつくづく感じます。履帯も太いわ長いわで、そりゃ大変。起動輪の奥まではとても筆が届きませんから、まずは一気にエアブラシでメタルカラーのアイアンで塗っていきます。奥の方は念入りに、塗り残しの無いようにがんばります。

続いて、車体色(オキサイドレッド)でホイールを塗るのですが、エアブラシを細吹きにして履帯になるべくかからないように塗っていきます。起動輪の奥の方とかはうっすらと赤くなる程度ですが、影になっていますから、しっかり色が付かなくてもそれらしくてかまいません。タイヤブラックで転輪のゴム部分を塗り分けます。一番外側の転輪が外してありますから、かなり塗り分けは楽ちんです。一番奥は見えませんから塗りません。

履帯のオキサイドレッドがはみ出した部分、タイヤブラックがはみ出した部分を筆で修正します。最後にオキサイドレッドで塗り残しの部分(起動輪と履帯の境目、誘導輪と履帯の境目、ガイドホーンが転輪に当たっている部分)などを筆で修正します。リターダーを付けると塗料の乾燥を遅らせられるので、筆塗りがかなり楽になります。

塗料が乾いたら、歯ブラシ・綿棒を使って履帯をごしごしと磨きます。クレオスのメタルカラーは磨くと金属光沢が出てくるので、どんどんピカピカになります。新品の履帯のできあがりです。今回は新車どころか、未使用車ですから、泥汚れはまったく付けません。新品の履帯もなかなかカッコいいですよ。

さて、これで新車(の前の段階)のパンターF型のできあがりです。OVMは一つも付いていませんから塗り分けの必要はありません、排気管も焼けるほどエンジンは回していませんのでこのままです。いよいよウエザリングに入るのですが、一度も工場から出たことがない車輌です。ですが、間近に迫った連合軍の攻撃を受けているはずですから、工場の中はホコリまみれでしょう。どう表現していくかが思案のしどころです。

(全作品完成まで あと21)

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