パンターF型 その11 ウオッシングとドライブラシ
2007年9月9日
ウオッシングとドライブラシ
まったくの単色塗装ですから、このままでは表面が単調すぎます。やはり基本はウオッシングとドライブラシで表情を付けていきます。
ウオッシングは油彩のローアンバーをペトロールで溶いて、塗りつけながら拭き取っていきます。いつもなら雨だれを意識して縦方向に塗り、縦方向に拭き取るのですが、今回は室外へ一回も出たことのない車輌ですから、当然雨だれはありません。できるだけ縦方向に筆目や拭き取りの痕が付かないように注意しながらウオッシングを行いました。
ドライブラシは3段階ほど行い撒いた。あまりツヤのある感じに仕上がってはこまるので、ハイライトはいつもよりは落とし気味です。
あまりウオッシングやドライブラシの効果が無いように見えますが、細部を見てみるとちゃんと効果が現れているのが判ります。パンターの転輪にはまわりにぐるっとボルトとナットが付いているのですが、これがただのプツプツではなく、ちゃんとした六角形のナットとその中に頭を飛び出させたボルトからなっていることがよくわかります。こんな細部のディテールもちゃんと再現されているドラゴンのキットもさすがですし、やはりドライブラシとウオッシングでこれを浮き立たせてあげるとメーカーさんも浮かばれます。
それにしても、モケモケの店長がこの転輪をボルトのそぎ取りに使っているのを見ましたが、このクオリティならば申し分ないですよね。しかも付いている数も多いですから、この転輪のランナーをもっていればボルトとナットには不自由しません。たしかドラゴンのパンターG型鋼製転輪バージョンには転輪が2組入っていたはずですから、これを作られた方はボルト&ナット長者です。うらやまし~
落書きパンター
製作途中のパンターを作るとこのBLOGに書いたら、広報なごやんさんから、またしても貴重なお写真を送っていただきました。また、モケモケの店長からはミゲルさんの作りかけヤクトティガーの作例のURLを教えていただきましたし、これだけでもメチャクチャ参考になりました。
作りかけの戦車の表面はどうしても塗装が単調になりがちですが、そこは通常のウエザリングではなく、上から積もった埃、油のシミ、パーツを付けるときに書いた印などが良い演出になります。パーツを付けるときのチョークで書かれた印はオキサイドレッドを塗るときに塗りつぶされてしまうような気がするのですが、気にしないでいきましょう。この方がカッコいいですからね。
まずは、チョークで書かれたさまざまな印を書いていきます。ドイツ語でなにやら意味のあることが書いてあるのでしょうが、私はドイツ語がわかりませんので、他の方々の作例を参考に適当にでっち上げています。車体の前の製造番号もでっち上げです。番号に意味があるわけでなく、なんとなく書いてないよりはあった方がそれらしいかと・・・よい子はまねしないでね(+_+)\バキッ!
次は油シミと埃ですね。
(全作品完成まで あと21)
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