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ドイツ連邦・ウイーゼル装甲車Mk20A1 その7 完成!!

Category : 完成 AFV フィギュア ドイツ連邦

Scale : 1/35 Maker : AFVクラブ Post : 119-7

ペリスコープのディテールアップ

現用戦車用ペリスコープカラーシート タミヤ

現用戦車用ペリスコープカラーシート タミヤ

これは昨年夏のタミヤモデラーズギャラリーで購入した現用戦車用ペリスコープカラーシートセットです。ごらんの通り光を当てると玉虫色に反射してとてもキレイです。これをペリスコープのガラス面に貼り付けて、様々なコーティングのされたペリスコープを再現します。

ウイーゼル装甲車Mk20A1 ペリスコープ

ウイーゼル装甲車Mk20A1
ペリスコープ

シートセットにはこの玉虫色シートの他に下地になるグレーのシートが2種類入っているのですが、ウイーゼルではペリスコープは真っ青に輝いています。そこで、下地にツヤ有りのブルーを塗り、その上から玉虫色シートを貼ってみました。

ここまでアップにするとシワシワでみっともないのですが、普通に離れて見ると結構カッコいいですよ。シートは9cm角の正方形ととっても小さいのですが、相手がペリスコープですから、かなりたくさん作れそうです。ただ残念なのは限定商品でして、モデラーズギャラリーでしか購入できないということです。こんな良い物は定番商品にしてほしいですよね、タミヤさん!

泥汚れ

ウイーゼル装甲車Mk20A1 泥汚れ

ウイーゼル装甲車Mk20A1
泥汚れ

泥汚れを付けます。 油彩で汚れは付けてあるのですが、固形分としての泥はMIGピグメントを使って付けます。良くわかるように裏面の写真を載せてみました。裏面全体が汚していないのは単に私がさぼっているだけです。どうせ見えませんからね。(+_+)\バキッ!

泥汚れは湿った泥と乾いた泥が混ざって付いています。最初に湿った泥からです。湿った泥はピグメントと同じMIGピグメントプロダクションから出ているアクリル・レジンという糊のようなものでピグメントを溶いて使います。アクリル・レジンに溶かすと、ピグメントが乾いてもコッテリと残り、さらに湿った暗い色のまま固まるのです。

アクリルレジンが固まったら、その上からいつものように溶剤(今回はペトロールですが、エナメル溶剤でも、アクリル溶剤でもOKです。ラッカー溶剤は下の塗料を侵すのでNGです。)で溶いて、塗りつけます。こちらは乾くと白っぽくなるので、堅めの筆を使って余分をこすり落とします。ついでに、筆に付いた乾いたピグメントを車体上部の埃のたまりそうな部分にこすりつけて廃物利用します。

使ったMIGピグメントはヨーロピアン・ダストです。MIGピグメントは高価ですが、一度買うとかなり長いこと使えますので、あればかなり便利です。

アンテナの工作

ウイーゼル装甲車Mk20A1 アンテナ

ウイーゼル装甲車Mk20A1
アンテナ

いよいよ大詰めに近づいてきました。アンテナを2本立てます。もともとキットには短い(1cmくらいかな?)アンテナが入っていたのですが、作っている最中に見事に折ってしまいました。というか、いずれ取り替えるつもりだったので、ぞんざいに扱っていて案の定無くなったというのが正しい言い方ですよね(エヘヘ・・・)。

アンテナは根本の部分だけ少し太くなっています、それを再現するために0.3mmの洋白線に0.5mmの真鍮のパイプをかぶせました。この真鍮パイプは内径が0.3mmなのでぴったりです。最初は何も考えずにエッチングニッパでパイプをパチンと切ったのですが、見事にパイプが潰れてしまいました。これは当たり前の話で、我ながら思慮の無さに呆れてしまいました。次はパイプに洋白線を通しておいて、カッターの刃を押しつけて机の上でコロコロ転がして切り取りました。今度はちゃんと穴が開いたままになりました。

フィギュアの塗装

ウイーゼル装甲車Mk20A1 フィギュアの塗装

ウイーゼル装甲車Mk20A1
フィギュアの塗装

ピグメントの乾燥待ち時間にフィギュアを塗ってしまいました。2体だけでしかも上半身だけですからあっという間です。

問題は迷彩服でした。ネットで写真はチラホラと見る物の、実際に何色の塗料を使うのか良くわかりません。そこでモケモケの店頭に行き、レオパルド2の説明書のフィギュアの塗装の部分をチェックしてきました。なんとフィールドグレーの地にブラックグリーン、フラットブラック、イエローグリーン、レッドブラウンの5色迷彩です。コリャエライこってす。

色は全部タミヤの色見本を見ながらアメリカーナで調合です。この手の点々迷彩はマジメに描くと大変ですが、こんな風に適当に描いても離れて見ればそれなりに見えます。たぶんね。

塗料が乾いたら、エナメルの黒でシャドウを入れます。また同じくエナメルのデッキタンでハイライトを入れました。

顔はアメリカーナで塗ったのですが、少々厚塗りしすぎてせっかくのホーネットのイケメンフェイスがのっぺりとしてしまいました。これは難しいですね。ちょっと悔しいので、今度は自分でホーネットを買って使ってみます。失敗は成功の母ですからね。と強がる・・・

完成!!

ドイツ連邦・ウイーゼル装甲車Mk20A1 1/35 AFVクラブ

ドイツ連邦・ウイーゼル装甲車Mk20A1 1/35 AFVクラブ

てなわけで、完成です。 これくらい離れてみると、フィギュアの顔も迷彩服もデカールのシルバリングも(これはほとんど汚しでつぶしてしまいました)、まずい工作もあまり気になりませんよね(エヘヘ・・・)。

突発的自発的な展示会へのおつきあいでおきらくに始めた制作ですが、結構はまってしまいました。現用ってカッコいいですね。カレーバウアー大佐がはまる気持ちが少しわかりました。最近大佐は天敵のように憎んでいたロシアにもはまりそうな気配だとか・・・。次はソ連軍祭りでも行きますか?どこまでもおつきあいしますよ。

青く輝くペリスコープは、タミヤ・モデラーズ・ギャラリーで購入したペリスコープシートセットを貼りました。このメッシュになった排気管カバーは作るのに苦労しました。アンテナ線は0.3mmの洋白線と0.5mmの真鍮パイプを組み合わせて作りました。車体下部側面の湿った泥は、MIGピグメントをアクリルレジンで溶いて再現しました。機関砲の砲口は開口するだけでなく、放熱の穴も開けてみました。カッコイイでしょ♪NATO軍の3色迷彩はタミヤの水性アクリル塗料をそのまま使いました。基本色の緑だけは白を少々入れて明度を上げてあります。ホワイトタイガーさんから頂いた現用ドイツ軍のフィギュアです。ヘッドはホーネットのレジン製イケメンヘッドです。洋服の迷彩塗装は適当にアメリカーナで色を作りました。車体前部はディテールアップ箇所が満載です。前述の砲身、ペリスコープに加えて、ヘッドライトはくり抜いてレンズをクリアパーツに交換。方向指示器も切り落としてクリアランナーと銅線で作り直しました。いつものインチキ合成写真です。ウイーゼル装甲車は小型軽量なので、こんなふうにヘリコプターで運ぶことが出来るんですね。

(全作品完成まで あと38)

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