兵装運搬車輌グリレ17 その9 インテリアが完成
2008年5月9日
Category : AFV ドイツTags : 17cmK18グリレ17ケーニヒスティーガー
インテリアが完成
インテリアの最後は操舵装置です。キャタピラ駆動の戦車はタイヤを左右に曲げて舵を切ることはできません。変速機と起動輪の間にある左右の起動輪の回転数を変える装置で向きを変えます。左右の履帯を逆に回してその場で旋回なんていう荒技もできたりします(こんな大きな車輌でもできるかは知りませんが…)。
その操舵装置をトランスミッションの端に取り付けます。操舵装置ですからハンドルも付きます。ヘッツァーや2号戦車では操舵装置は2本のレバーでした。これで左右の履帯の回転数を独立して制御します。このタイプが一般的だとおもうのですが、タイガー1型やキングタイガー(このグリレもキンタと同じ)では回転式のハンドルがついています。きっと複雑な機構がしくまれていたんでしょうね。
ウオッシングで汚します。油と煤汚れって感じがしますからウオッシングはいつものセピアではなくグレーで行いました。そして軽くチッピングを付けたらインテリアの完成です。
このあとエンジンデッキを貼り付けますから、この写真がインテリアの最後の見納めになります。エンジンデッキの中央のカバーは取り外せるようにするつもりですから、運転室はまだ見ることができますし、エンジンのハッチも開閉式ですからエンジンの上の部分も見ることができます。しかしラジエターは本当にこれが最後の姿となります(T_T)/~
車体前部のディテールアップ
車体前部のカバーをディテールアップします。最近のドラゴンでは溶接や溶断の痕もしっかりと再現されていますが、トランペッターではまったく再現されていません。自分でやれってこってす。
表面は接着剤を塗りたくってワイヤーブラシで荒らし、ペーパーをかけて圧延鋼板のテクスチャーを付けます。ボールマウント機銃の丸いふくらみは溶きパテで鋳造肌を付けました。プラの固まりに表情が付いてきましたね♪
最後にヒートペンを使って溶接痕の再現です。以前は延ばしランナーと流し込み接着剤、そしてナイフの背中で付けていたのですが、ヒートペンならただ押しつけていくだけです。これは楽ちんですね。溶接痕は上から軽くヤスリをかけてならします。あんまり大げさで無くっていいでしょ♪
いよいよ車体上下の接着です。ラジエターさんさようなら~お元気で~
(全作品完成まで あと39)
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