自走榴弾砲ホイッシュレッケ4b その3 積み卸し用クレーン
2008年5月24日
Category : AFV ドイツTags : 10.5cmleFH18ホイッシュレッケ
車体が完成
履帯で失敗したとはいえ、モチベーションが高いので制作の進みも早く、記事の長さが長くなりがちです。ケータイでお読みの皆様、ご容赦くだい。そもそもドイツ軍でも履帯のはめ間違えはよくあったようですし(オイオイ)、少なくとも我がNeo戦車工廠では日常茶飯事ですから、何ら制作のモチベーションに影響はありません(+_+)\バキッ!
まずは更新3回目で早くも車体部分が完成しました。ややこしい4号系にしては早いスピードです。これもドラゴンの最新の金型技術のおかげです。このキットはスマートキットでは無いのですが、少ないパーツ数で精密感もバッチリというスマートキットの良いところを持っています。
予備の転輪が傾いていますが、これはまだ接着してなくて置いてあるだけだからです。OVM類は車体の上に接着された状態で塗ることが多いのですが、さすがにこれは塗り分けが困難と判断しました。ただでさえシビアな上、他のOVMの奥にありますからね。
砲塔積み卸し用クレーン
この車輌の一番の特長である砲塔積み卸しギミック。これを実現するためのクレーンを作りました。
キットのままでも可動させることは可能なのですが、軸の部分があまりに繊細なのと、接着部分が非常にシビアなため、私の製作技術では可動不可能と判断し、少しばかり手をいれました。
赤丸の部分は軸が1mmにも満たない太さのプラパーツなので、間違いなく折れてしまいます。そこでここを0.5mmの洋白線に交換しました。その両端に1.5mm径の頭が付くのですが、1.5mmのプラ丸棒は持っていないのでどうしようかと思案したところ、ドラゴンのランナーにたくさん付いてくるあのつぶつぶにちょうど良い太さの物が合ったので、それを輪切りにして使いました。それの中央にピンバイスで穴を開け、洋白線に接着します。
青丸の部分は3mm程度の筒の中でワッシャーに留めて回転できるようにするのですが、接着剤の量が少なければ取れてしまいますし、多ければ筒の内側に貼り付いてしまいます。このさじ加減はほぼ神の領域で通常は不可能です。そこでヒートペンに細いペン先を付けて、狭い筒の中で焼留めをしました。焼留めのプラの量を稼ぐために、溶かす側のパーツはわざとゲートを0.5mm程度残しました。これで回転可能となりました。
緑の丸の部分はプラのピン(わりと太い)で車体に接着します。ここは上記のような姑息な技が使えないので、正攻法でいきました。面をきれいに出して滑らかにし、ピンが少しでも車体の壁にしっかりと入るようにします。車体側に空いた穴に接着剤を入れ、はみ出た部分は拭き取ります。そうしておいてピンを押し込み、しばらくそっとしておきました。これでどうやら回転できるようになりました。これが一番緊張しましたね。
このクレーンを可動にしておかないと塗装は不可能です。もちろん塗ってから付けるという手もありますが。
謎のロッドの追加
左のフェンダーの後ろには謎のロッドが付きます。何に使う物か判らない上、キットにそのパーツはかけらも入っていません。しかし実車の写真を見るとちゃんと付いているじゃありませんか。そこでその写真を参考に適当にそれらしい形をでっち上げました。
真ん中のグレーの部分は太いランナー、白い部分はプラ棒とプラ板です。
一番の問題点は、これがどうやって車体に付いているかわからなかったことです。写真を見ると細くなった部分に輪っかのような物が付いています。おそらくこれがこの棒を車体に取り付ける受けだろうと判断してこの形にしました。でもこれだとどうやってここから抜くんでしょうね?
ワッハッハ・・・笑ってごまかす・・・(+_+)\バキッ!
OVMの追加
右のフェンダーにはOVMを追加です。これも雑誌のウケウリですが、履帯のテンションを調節するための道具(何ていう名前かしりません)とバールです。この隙間に入る長さの物が無かったので適当に短くして入れましたが、いいんでしょうかね?
履帯のテンション調整用具だけクランプの形が違っていますが、手持ちがこれしかなかったので仕方がありません。ここだけエッチングパーツのクランプに換えるのもどうかと思いましたので、そのままです。
これにて車体が完成です。次は砲塔の組み立てですね。
(全作品完成まで あと38)
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