10.5cm突撃榴弾砲G型 その3 履帯、フェンダーの組み立て
2008年6月11日
Category : AFV ドイツTags : 10.5cmleFH183号戦車3号突撃砲
マジックトラックの組み立て
説明書の順番とは違いますが、先にマジックトラック(履帯)を組み立てます。フェンダーを付けてしまうと履帯の巻き付けに苦労しますからね。先に済ませてしまった方が簡単です。履帯はいつものようにホイールと一緒に外して塗装するロコ組で組み立てます。
転輪は後から抜けやすくするために、あらかじめ軸を短く切っておきます。必要があれば、穴も大きく削っておきます。
マジックトラックを大きな紙パレットの上に並べ、筆で流し込み接着剤を塗りつけます。20分ほど乾燥させて固くなり始めた頃に起動輪から巻き付けます。説明書では履帯は左右とも98コマとなっていましたが、実際には右94コマ、左95コマでした。左右でコマ数が違うのは転輪の位置が左右対称にならないトーションバーサスペンションの車輌の特長ですね(タブン)。
フェンダーの組み立て
フェンダーを組み立てます。エッチングパーツのステーを取り付け、OVMを乗せます。
これは左側のフェンダーの後ろの部分です。スコップやバールのクランプの取っ手はヤスリで半分ほどの厚さに削ってあります。最近のキットではこの部分がプラで成型されており手軽でいいのですが、すこし肉厚なのが玉に瑕。ということでウスウス攻撃です。
同様に消火器の押さえも薄く削ってやりました。プラ板で作り直した方が早かったかも知れませんね。
こちらは右側のフェンダーです。 左右のフェンダーの上にはともに牽引用のワイヤーが乗ります。このワイヤーはいつもの銅線ではなくステンレスか何かのようで、かなり固いのです。これをバーナーで真っ赤にあぶって焼き鈍しをします。銅や真鍮のような銅を含んだ金属は焼き入れ(加熱後急冷)で柔らかくなるのですが、鉄の合金は逆効果で、固くなってしまいます。ゆっくりと冷やしましょう。
いくら焼き鈍しをしたと言ってもまだまだ強情です。そこで牽引ワイヤーの端のループになった部分をフェンダーに接着してしまいます。接着剤が十分に固まってから、ワイヤー部分を瞬着で接着します。こうすればすぐにおとなしくなってくれます。
牽引ワイヤーやシャックルを止める金具には蝶ねじが付いています。これもキットに入っているのには驚きです。サードパーティー製の蝶ねじは高い(あんな小さなパーツで1個20~50円くらい)ですからね。助かります。
(全作品完成まで あと38)
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