Ma.K. 傭兵軍女性パイロット Op.132 制作開始
2008年7月7日
Category : キャラクター フィギュアTags : Ma.K.
ファイアーボールが再び接着剤の乾燥待ち72時間放置に入りました。その間ファイアーボールの細かなパーツを作ったりしていたのですが、いかんせん小さなキットです。あっという間にできる作業は終わってしまいました。そこで次はファイアーボール用のフィギュアを作ることにしました。
これはブリック・ワークスのMa.K.用の全身フィギュアのレジンキットです。キットといっても全てのパーツが一発で抜かれていますから、組み立て作業は全くありません。ただ塗るだけです。
このキット、オリオンモデルズの通販で購入しました。オリオンのサイトで予告されたときからとても気になっており、速攻で注文してしまいました。しかし我が家では水着のポスターを貼っても奥さんや3人の娘たちから冷たい視線を浴びせられます。おそらくこれも完成品を我が家に飾ることはとうてい不可能でしょう。
そこでこれを私に3機のMa.K.のキットの制作を依頼してくれた後輩にプレゼントすることにしました。彼は今年地域の皆さんのために公私をなげうって奮闘する役職に就いています。そんな彼の労をねぎらうために一生懸命作ります。どうか彼の奥さんがダイナマイトボディの人形を飾ることに対して寛容であることをお祈りします・・・結構無責任(+_+)\バキッ!
レジンキットのお話
レジンキットは普通のプラモと違い金属製の金型を使いません。柔らかいシリコンゴムで作った型にレジン(樹脂)を流し込んで作ります。
プラモの金型はカッチカチのため、まっすぐにしか抜くことができないので、逆テーパーや複雑な形を抜くことはできません。そのため最近では複雑な動きをするスライド金型が使われるのですが、それでも限界があります。
一方 レジンキットのシリコンゴムはゴムですから引きはがすときに多少の無理は利きます。そのためこのような複雑な形も一発で抜くことができますし、パーティングライン(型の合わせ目にできる筋)の近辺でも細かなモールドを彫ることができます。
ただし完全に自動化されているインジェクションキットの製造と違い、結構作るのに手間がかかります。また型の寿命も金型ほど丈夫でないため大量生産には向きません。またまたその反面、型の製造は金型に比べて非常に安くできます。その結果、レジンキットは少量生産のキットに向きます。あまり数の売れないマイナーなキットも安価に製造できるのです。
レジンキットは高いと言われますが、もしレジンキット並みの販売数のインジェクションキットを作ったら、その金型代を回収するために途方もない価格になることでしょうね。
と話はかなり横へそれましたが、そんなレジン・フィギュアのできは非常に繊細でくっきりとしたすばらしいものです。髪の毛や指の先、靴の紐や服のしわまでそれはそれは美しい・・・
そして、この若いパイロットのお姉さんのダイナマイトボディとチョイと童顔で気の強そうなお顔がとってもいいですね。
このキットの魅力を100%引き出す塗装をする自信はまるでありません。台無しにしてしまうかもしれません。でもやるしかありませんね。なんとかなる・・・というか、なるようにしかなりません。
表面処理
さて、塗装に入る前に表面の処理です。レジンキットは通常、レジンを流し込むための大きな湯口があるのですが、このキットはそれがきれいに処理されていました。ありがたいですね。まずはよく台所洗剤で洗って、剥離剤を落としておきます。
パーティングラインを消します。デザインナイフやらヤスリを使ってきれいにします。そして一度サーフェイサーを吹き付けます。こうすると消し忘れのパーティングラインや傷などが良くわかります。傷や凸凹の箇所にはパテを塗り、しっかり固まった後でもう一度ヤスリかけです。サイドサフを吹いて表面を確認します。組み立て作業が無い分、この作業に力をそそぎました。おかげでツヤツヤのピカピカです。
顔の塗装
とにかく迷っていてもしかたがありません。エイや!っと塗り始めました。 最初は眼はモールドの通りに塗ったのですが、少しキツイ顔になりすぎてしまいました。
そこでネットで作例を探すと、少し大きめの眼に書かれています。しかも下が平らな通称カマボコ眼です。そこで眼をカマボコ眼にしてアイラインを引いてみました。う~ん、ちょっと大きすぎたかな・・・
首、胸、腕などはまだ途中です。少しずつ影を入れていこうと思うのですが、どうやらあまりきつく入れない方がいいようですね。まぁ、マッチョなドイツ兵と同じ塗り方ではいけませんね。
(全作品完成まで あと39)
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