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Ma.K. 傭兵軍女性パイロット その3 完成!!

Category : 完成 キャラクター フィギュア

Scale : 1/20 Maker : ブリック・ワークス Post : 132-3

ツヤの調整

傭兵軍女性パイロット ツヤの調整

傭兵軍女性パイロット ツヤの調整

フィギュアの塗装は毎度おなじみの、トールペイント用水性アクリル塗料のアメリカーナです。大きなパレット(B5版ほど)にたっぷりと絵の具を出してそこで様々な色を作ながら塗っていく私にはこの低価格が助かります。

ところがこのアメリカーナはまったくのドつや消しで、衣類にはすごく良いのですが、人の皮膚や皮、金属の質感にはなりません。1/35では人の肌は面積も小さく、しかも埃まみれのオッサンたちなので、つや消しのままで放置していたのですが、どうもこの1/20のお嬢さんにはガサガサの乾燥肌となってしまい、魅力が半減です。

というわけで、ツヤの調整をすることにしました。

最初に研磨剤入りブラシの#3000をハンドリューターに付け、これを最高回転数で回し、肌に軽く押し当てながら塗料のざらざらを削ります。腕などはこれでかなりすべすべにすることができました。しかし顔は頬ぐらいはできるのですが、それ以外の場所はあまり奥に押し上げると鼻の頭とかが禿げてしまいそうなので、無理です。それでも、少しお肌のキメが整ってきました。

まずは全面にツヤ消しのスーパークリアを吹いて表面を保護します。缶スプレーのトップコートではいけません、ツヤ消し度合いが低く、せっかくのアメリカーナのつや消しが台無しになってしまいます。ここは面倒でもエアブラシを引っ張り出してきましょう。

人の肌はエナメルのクリアとフラットベースを4:1程度に混ぜて半ツヤを作り、溶剤でやや薄めに溶いて(どれほど薄めなのか透明なので良くわかりません…)ふでで塗っていきます。髪の毛はもともとシャドウやハイライト(天使の輪っか)を入れてありますが、さらにクリアでテカテカにしてみます。あまりテカテカにすると脂ぎった感じになるかと心配だったのですが、どうやら大丈夫のようです。

だんだん素敵な女性になってきました♪

靴の塗装

傭兵軍女性パイロット 靴の塗装

傭兵軍女性パイロット 靴の塗装

形の良い丸い大きなお尻にばかり目がいってしまいますが、靴の塗装の写真です。靴は革の質感を出すために、タミヤの水性アクリルのブラウンで塗装しました。少しだけフラットを入れても良かったかも知れませんが、その後のウエザリングでツヤが押さえられるはずですから、まずは磨きたてのピカピカで行きましょう。

縫い目に墨をいれ、靴紐は完全なつや消しの茶色で塗りました。また靴底はラバーですからタイヤブラックです。

影になる部分にだけ少し影色を入れ、最後にタミヤのウエザリングマスターを使って擦れて剥げた部分や土埃を乗せていきます。ついでにズボンの下の方とかお尻のあたりも汚してみます。宇宙基地とはいえ、埃ぐらいはつもるでしょうから、汚れると思います。

完成!!

Ma.K. 傭兵軍女性パイロット 1/20 ブリック・ワークス

Ma.K. 傭兵軍女性パイロット 1/20 ブリック・ワークス

完成です。機体(ファイアボール)がまだ途中ですから、フィギュアが先に完成してしまいました。

もっと肌の透明感や柔らかさを出したかったのですが、私の技術ではここまでですね。表情も眼が笑った感じにしたいのですけどね…

アメリカーナはとっても扱いやすい塗料なのですが、どうしても重ね塗りでグラデーションを出していくため、仕上がりがざらざらしてしまいます。はやりこの手のフィギュアは定番の油彩がいいのでしょうか。ツヤもそこそこありますしね。検討の余地有りです。

3日間、女の子のフィギュアを塗り続けてきたわけですが、正直言ってとても楽しかったですね。3人の娘を持つ父親として、4人目の娘の様な気がしてきます。まもなくこの子はモケモケに展示された後、ファイアーボールと一緒に後輩の所に嫁に行ってしまいます。なんだかちょっと寂しいような(涙)。

肌、髪、靴はツヤ有りで仕上げてあります。塗装にかなり時間をかけました。なんだか絵画的な仕上がりになりました。女性が女性たるゆえんの部分でして、ここの表現には気を遣いました。すらりとした白い腕がいいでしょ。えっ?胸の方が気になる…ごもっとも(+_+)\バキッ!

(全作品完成まで あと38)

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