4号突撃戦車ブルムベア 初期型 その5 戦闘室の組み立て
2008年7月22日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車ブルムベア
戦闘室の組み立て
箱組のトライスターのブルムベアの戦闘室を組み立てます。変形6角形の戦闘室は側面6枚の装甲板を組み合わせる箱組です。パーツには位置をカッチリと合わせるためのガイドも付いており、カッチリと組み上がります。
車体の乗せてみるとまずまずの合いで、フェンダーともきれいにフィットします。ところがドラゴンのパーツの合いが驚異的なため、それと比較するとやっぱりどことなく合いが甘いような気もします。これはドラゴンがすごいのと、私の箱組の技術がそこまでということの両方でしょうね。
組み立てやすさや仕上がりの正確さ(私の技術ではですが・・・)ではドラゴンに軍配が上がりますが、トライスターにもこだわりがあります。裏側から見ると、戦闘室の装甲板が位置によって微妙に厚みが違います。これは実車の分厚い装甲板の厚さをキットでも再現したためで、前面装甲板のみ厚いドラゴンとはちょいと違います。もしかして中期型では前面以外は全部同じ厚さだったりして…
戦闘室にある5カ所10枚のハッチを洋白線を通して開閉式にしようとしたのですが、うまくいったのは5枚と半分だけでした。小さなハッチは最初からあきらめてピットマルチ留めです。
溶接痕の追加
鋼板の継ぎ目には溶接の痕があるのですが、ドラゴンの溶接痕だらけの戦闘室と比べるとかなり省略されています。特に大きな装甲板の継ぎ目はかなり目立つので追加作業はぜひした方がいいでしょうね。私はそれ以外にも小さなパーツの取り付け部分もドラゴンを参考に溶接痕を追加しました。
追加した箇所はかなりの量に登りますが、ヒートペンを使ったため30分ほどの作業で完了しました。延ばしランナーでやっていたら結構な時間がかかったでしょうね。
一方トライスターには分厚い鋼板の切り口に溶断の痕がしっかりと付けられています。3号4号系ではあまり亡いのですが、ブルムベアにはタイガー戦車並の10cmの鋼板が使われています。そのため溶断の痕はいいアクセントとなります。
しかしドラゴンには珍しく付いていません。コーティングで隠れる面はどっちでも良いのですが、一カ所だけ天井に面した所に溶断面が出ている部分があります。こちらはトライスターを参考に溶断の痕を付けておきました。こちらはデザインナイフでひっかいておくだけですから簡単ですね。
(全作品完成まで あと38)
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