ドイツ・2号戦車F型 その4 主砲と機関銃の組み立て
2008年8月12日
OVMクランプ
暑い毎日が続きますが、お隣中国の北京でも熱い戦いが繰り広げられていて、我が家でも(特にうちの奥様は)テレビに釘付けです。オリンピックを観ていていつも思うのですが、不可能と思われている壁のように立ちはだかる記録も誰かが破ると続々とそれに続く選手が現れます。北島選手の前人未踏の100m平泳ぎの58秒台もおそらく次の世界選手権では当たり前の数字になっているのかもしれません。
どうしてこのようなことを書くのかというと、私にとって絶対に不可能と思われていたプラモ工作の一つが可動式OVMクランプの工作です。ドラゴンの付属のエッチングパーツを何度いじってもきちんと組み上げることはできませんでした。さすがにこの歳になると細かい作業はきつく、もうできないとあきらめていました。
ところが最近のアーマーモデリングでオオゴシさんがこの可動式OVMクランプを土居スーパーバイザーの指導の下、組み立てているじゃないですか。決してオオゴシさんの実力を低く見る物ではありませんが、だれかが成功するのを見ると、「もしかして自分も・・・」なんて気になるものです。
で、やってみたのがこの写真です。パーツの色を見ても判るようにドラゴンのキットに付属の物ではありません。もう少ししっかりした材質のライオンロアの物です。ライオンロアのエッチングパーツは低価格で扱いやすくお気に入りです。これを30分ほどの格闘の末、ついに可動式に組み立てることができました。人間やってみればできる物ですね。中年のおじさんも一歩前進です。
でもこのクランプの上にアンテナを納めるパーツがドンと横たわりほとんど見えなくなります。またそのパーツが邪魔で開け閉めできません。実車ではどうしていたのでしょうか?不思議です・・・
OVMの組み立て(左側)
車体の左側のOVMを組み立てます。 あまり全部取れているのも何ですから、バールは残してみました。アンテナケースの足の下ですから、脱落しなかったという設定です。木製のジャッキ台は燃えちゃって無し・・・、ジャッキは衝撃で外れています。この2号戦車、豊富なエッチングパーツでこのような状態をキットの中身だけで再現できます。まるで廃棄戦車を作ってくれと言わんばかりですね・・・ホントカ?
20mm機関砲とMG34機関銃の組み立て
いよいよ砲塔の組み立てに入ります。主砲の20mm機関砲と副装備のMG34機関銃です。この主砲と機関銃、大変精密にできておりメチャクチャカッコいいのですが、説明書が解読不可能です。いつものようにパーツ番号がおかしいと言うことではなく、説明書の順序通りではまるで組み立てられないということです。
私は主砲が刺さっているシールドの板(何て言うのか名前が判りません)を先に組み立てて、そこに20mm機関砲とMG34機関銃を差し込みながら固定し、そこに砲耳を付けて、さらにそれを砲塔に接着しました。この順でないと、MG機関銃のどこに砲耳が付くのかチンプンカンプンです。
わかりにくい工程はもう少し紙面を割いてほしいですね。ドラゴンに指導1です。
(全作品完成まで あと35)
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