ドイツ・2号戦車F型 その8 ダメージを塗装
2008年8月25日
車体内部のダメージ塗装
車体の上下を貼り付ける前に、車体の内部の塗装を仕上げます。 昨日の時点では燃えた部分と残った部分がくっきりと分かれていて思いっきり不自然だったので、エアブラシで燃え色を追加しました。
最近の模型雑誌的表現を使うと情報量を増すということですが、要は焦げ茶色にオレンジを加えたり黒を加えたりした色をまだらに吹き付けてより自然なお焦げ状態にします。
燃え残ったダークイエローの部分も煤で黒くなったり、熱で変色したりした雰囲気を出すために、黒や焦げ茶を吹き付けてみました。
ピグメントで仕上げ
お焦げ戦車に関しては洋の東西の巨頭のMIG様とDr.シゲ様では色味が異なります。MIG様は明るいオレンジを多く配置しておられますし、Dr.シゲ様は黒っぽい色が中心で、オレンジはアクセント的に使われています。
作られている鋼板の種類によって錆の色がどうなるかはよく判りませんが、ホワイトタイガーさんに教えていただいたようにイラクの壊れた車輌の写真を見てみると、案外と明るい色をしていました。
そこでピグメントを使った仕上げでは、ライトラスト(明るい錆色)を使ってまだらに明るいオレンジを置いてみました。そのままではわざとらしいので、境界はMIGの専用溶剤でぼかし、さらにブラックスモークやそれらの混色を使って、さらに情報量を増やしました。
さらにこの上から土埃による汚れを乗せなくてはいけませんが、それは錆色ピグメントの定着に使った溶剤が完全に乾くのを待ってからになります。
隣にある新車の3号戦車は実に美しいですね。やられた2号戦車F型と対比するために、あえて最新型のJ型としてあるのですが、こちらも少しだけ前回のアップより変化しています。
実は日光の直射を受ける上の面の明度を上げてあるのですが、わかりますか?あんまりわかりませんよね・・・
そろそろこちらの塗料もしっかりと乾燥してきたでしょうから、細部の塗り分けに入れそうですね。
(全作品完成まで あと39)
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