RF-4Eファントム2 その8 リベット打ち
2008年10月20日
Category : 飛行機Tags : F-4ファントム航空自衛隊
出張は楽しいな♪
自宅で仕事をしているSOHOの私にとって、新幹線に乗って出張なんて思いっきり珍しいわけで、それが同じ週に東京、大阪と連続ですよ。田舎とはいえモケモケなんてマニアックなお店が近くにあるおかげで、遠くのプラモ屋さんに行くこともあまりないのですが、今回は少し時間を作って、ファントムのエグゾーストを探し回りました。でも、結局入手できませんでした。
もちろん東京で探す前にモケモケに問い合わせたのですが、最近売れてしまって在庫は無し。いつはいるかは未定らしいのです(涙)。
大阪のホビーランドでは水曜日に入荷予定になっているそうで、入ったら電話がもらえることになっています。送料や代引き手数料で余分な出費にはなるのですが、しかたありません。これで手に入らなければ、実機の写真を見ながら自分で作るしか…まさかね…
こんなん、買いました
さて、飛行機モデラーの避けては通れない関門として、筋彫りの彫り直しとリベット打ちがあります。できれ飛行機はそんなことしなくても良いキットだけで通り過ぎたかったのですが、茂吉が許してくれそうもありません。
リベットを大量にまっすぐ等間隔で刻む方法が絶対にあると思ってホビーランドに行ったら、こんな物を売っていました。Acu・Stion の Rivet tools set です。
丸い形とまっすぐな定規の様な形のとげとげの付いたステンレスの板が4種類ずつ入っています。丸い方は消耗しやすいのか、2枚ずつ入っていました。
丸い方を押しつけてころころと転がせば、簡単にまっすぐで等間隔にリベットが刻めます。慣れれば曲線だって大丈夫でしょう。市販の回転カッターに取り付けて使うそうですが、そのまま手で持っても大丈夫です。結構簡単です。
まっすぐな方はどう押しつけても均等に力が入るとは思えません。スケールピッチ定規として使うのがよさそうです。
ものすごく小さな字で製造者のことが書いてありました。よく見ると岐阜の会社じゃないですか。大阪まで行って、岐阜の会社の商品を買うとは。
筋彫りとリベット打ち
スタビライザーにリベットをつけてみました。もともと凸モールドでさらにリベット無しでしたから、大変です。1/48実寸大の図面や実機の写真とにらめっこでリベットを刻みます。
使ったツールは丸形の2番です。2番というのは私が勝手につけた名前で、2番目に細かいやつです。
鉛筆で先にリベットを刻むラインに線を引いておきます。その上を転がすのですが、定規など当てなくても簡単にまっすぐ引けます。押しつけないと穴が開かないので力がいるのですが、ハセガワはプラが柔らかいので簡単に穴が開きます。これがプラの堅いタミヤなら大変でしょうね。もっとも、タミヤの場合はこんな作業も余り必要ないと思いますけどね。
これは機体の後部です。 右が加工前、左が加工後です。筋彫りもリベットも足りません。筋彫りは hiroz さんのサイトを参考にして薄い銅板を定規にしてケガキました。銅板は柔らかくて機体の曲線にフィットするのですが、ケガキツールで削れてしまうのが難点です。
リベットは回転式ツールですから、こんな局面にも簡単に押しつけられます。しかし垂直尾翼の直近は丸いリベットツールが入りませんから、直線のツールの端っこを使います。
パイロンの一部も凸モールドです。上が加工前、下が加工後です。さすがに平らで大きな尾翼と違って小さくて、局面で、さらに複雑な形のパネルラインは骨がおれます。とてもキレイにはできません。
アマチュア・モデラーの心意気
もしかしたら(というか絶対)キットのまま凸モールドで仕上げた方ができあがりはキレイでしょうね。手間暇掛けて、仕上がりの品質が落ちるようなことをわざわざ何でするの?って聞かれそうです。
でも、だれにだって最初はあります。下手でも何でもやらなければ上達しません。私はアマチュア・モデラーですからどんな風に仕上がろうが誰にもとがめられることはありません。それよりも無謀な挑戦を続けることで、自分にできることが増えていくことがうれしくてしかたありません。次に筋彫りやリベットの打ち直しが必要な飛行機を作る時は、きっともっとキレイに仕上げれると思います(タブンね)。でも、あんまりしたくないですね…
編隊灯
機体に付いている白い細長いプラ板は編隊灯です。キットではデカールで再現されているのですが、実機の写真を見るとモッコリと盛り上がっています。
この編隊灯を私は0.3mmのプラ板で作りました。確かに0.3mmではオーバースケールで飛び出しすぎになるかもしれませんが、コレより薄いとあまりに存在感がなさそうなので、ここらで手を打ちました。
それにしても進みませんね。説明書の4番、5番あたりでずっと足踏み状態です。出張で留守にしていたとはいえ、見た目の大きな変化がありません。凸モールドも残すところ増加燃料タンク2本とそのパイロンだけです。脚や格納庫のディテールアップ(デッチアップ)をすませたら、いよいよサフ吹きです。もう少しがんばりましょう。ブログやってなかったらくじけてしまったかも知れませんね。
(全作品完成まで あと41)
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