Cold Morgen (寒い朝) その3 針葉樹と地面
2008年10月8日
Category : ジオラマTags : キューベルワーゲンヤクトパンター地面
針葉樹の制作
針葉樹に枝葉を付けます。実は昨日の段階では幹には針金でできたふと家だが付いていました。この針金枝にドライプランツを貼り付けるつもりでした。
針金を芯に使うのは、完成後に形を整えることができるかと考えたからです。
ところが、小さな葉っぱがたくさんついているためドライプランツの茎と針金の枝を密着させることが困難なことが判明。しかも針金の本数がこれでも全然足りなかったのです。
結局針金の使用をあきらめ、全部引っこ抜きました。一部おれて残った針金もあるのですが、それは折れた枝ということでこれもまたアリかと思い、そのままに残しました。
再度軸に穴を開け直し、今度は幹(バルサの丸棒)に直接ドライプランツを差し込んで固定しました。この方が作業効率は格段に上で、大量の枝を幹に取り付けることができます。
ドライプランツ

コトブキ ドライプランツ
ドライプランツの写真を取り忘れ、さらにパッケージはすでにゴミとして出されてしまっていて、今となってはどんな商品だったか説明できません。メーカー名も定かでなく、おそらくコレじゃないかと思うのですが、購入したのが298円ですから、もしかしたら違うかもしれません。後日追記:現在は ジェックス 癒やし水景 という商品のようです。
私が用意したドライプランツは3パックだったのですが、それを全部使っても少々足りません。今日の夕方川越に行きますから、その時にカインズホームに寄って追加で買ってきましょう。
地面の塗装
地面を塗装します。今回は湿った土なので粉は捲きません。ウッドモルフォのままです。その上からフラットベースを混ぜたマホガニーを吹き付けました。
今回泥色に選んだMIGピグメントのロシアン・アース+ダーク・マッドの1対1は丁度このマホガニーになるのでヤクトパンターやキューベルワーゲンの汚しに使ったのと同じ色になるので都合がいいのです。
下草
木の周囲には下草がたくさん生えています。これを再現します。フィールドグラスを細かく刻んだ物を周囲に捲き、さらに2~3cm程度に切ったフィールドグラスを束にして植えました。またダイソーで購入したほうきの先を切って所々に植え、異なる種類の植物としました。今回は冬と言うことで、下草は全て枯れた状態なので、着色はしません。
雪
1943年11月接近した北海低気圧の影響で前の晩から急激に気温が下がり、地面にはうっすらと初雪が積もりました。といってもほんの薄化粧です。
車両はまだ冬季迷彩を施されていませんが、早朝の出撃時には気温はまだ氷点下。当然キューベルワーゲンの出番です…なんて、設定です。
全面に水溶きボンドを塗り、茶こしで重曹の雪を降らせます。途中で気がついて、ヤクトパンターのいる場所にメモ用紙を切ってマスキングをしました。一部はみ出てしまいましたが、上に履帯が乗るので見えません。MIGピグメントとアクリルレジンで泥を作り、轍や足跡、戦車の下に塗りつけました。戦車の下は見える範囲だけです。ピグメントがもったいないですからね。
泥と水たまり
足跡の上にのせるピグメント泥の濃度や量を調節すると、重曹の雪が溶けた状態やシャーベット状になった状態が再現できました。ねらった訳じゃないんですが、このまま乾燥して安定してくれればとってもうれしいのですけどね。
塗れた泥は水性ニスを塗って表現しました。水性ニスをドボドボとたらしてそのまま固まると水たまりのように見えます。深い水たまりなら透明レジンとかを使うのでしょうが、ぐちゃぐちゃの地面の浅い水たまりなら、水性ニスで十分です。
(全作品完成まで あと41)
コメントを残す