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航空自衛隊・RF-4Eファントム2 第510飛行隊 その17 完成!!

Category : 完成 飛行機

Scale : 1/48 Maker : ハセガワ Post : 141-17

昨日の話

なにをやらかしたのか、右足の親指の爪に雑菌が入ったらしく、朝起きたらつま先がポンポンに腫れ、痛いの何のって…近くの総合病院に行って治療を受けて、足先包帯巻きで帰ってきたのはホンの前触れにすぎませんでした。ホントの悲劇はここから始まります。なんと私の奥さんがエアロビダンスで右足の肉離れを起こしてしまったのです。まったく歳を考えないからこんなことに…

家族一の働き者が足を失ったわけですから、プラモどころではありません。わたしも痛い足をひきずりながら家事の手伝いです。もちろん子供達も総動員です。猫はやはり役に立ちません。非常事態宣言、一家総動員令の発令ですね。

てなわけで、完成間近のファントムの制作が少しだけ止まり、更新が一日飛んでしまいました。

機体下面のウエザリング

RF-4Eファントム2 機体下面のウエザリング

RF-4Eファントム2 機体下面のウエザリング

まぁ、悪いのは足だけですから、おとなしく座っていれば大丈夫です。子供達の協力もあり、落ち着きを取り戻した根生家では再びプラモの制作を再開です。

超音速で飛ぶファントムは思いの外塗装が痛んでおり、裏面も上側も汚いのなんのって…
戦闘中の第二次世界大戦の戦車ほどではないにしても、年中洗車ばかりしているピカピカの自衛隊の戦車にくらべるとぼろぼろです。

てなわけで、ウエザリング作業をすることにしました。しかしどうやったものか悩みます。最初はエアブラシで、と思ったのですが、ここまできてあまり冒険はできません。そこでタミヤのウエザリングマスターを使うことにしました。

使ったのはDセットのオイルです。これを細軸の綿棒の先につけて、実機の写真を見ながら汚していきました。特にエンジンのありあたりはトラトラの縞模様に汚れています。理由はわかりませんが、それがファントム2です。

ウエザリングマスターは少しずつしか着色しない上、水で濡らせば簡単に拭き取れます。失敗を恐れずに何回でも気に入るまで汚すことができますから、オススメです。

機体上面のウエザリング

RF-4Eファントム2 機体正面のウエザリング

RF-4Eファントム2 機体正面のウエザリング

機体下面はそれほど難しくなかったのですが、シミのように痛んでいる機体正面はちょっと難しいですね。

こちらは同じくウエザリングマスターのAセットの各色を使って汚しました。

ただこすりつけただけでは綿棒のこすり痕が目立ちますから、水を染ませた綿棒で押し当ててぼかします。水を付けるといったん透明になってしまうので、乾燥するまで(すぐに乾燥しますが)効果がよくわかりません。試行錯誤をしながらこんな感じになりました。

実機のシミのような塗装の傷みとは少々違うようですが、今回はこれでよしとします。

ピトー管の取り付け

RF-4Eファントム2 ピトー管の取り付け

RF-4Eファントム2 ピトー管の取り付け

一番最後にピトー管を取り付けます。使ったのはファインモールドのピトー管セットです。真鍮製とは言うもののかなり細く、柔らかいので簡単に曲がってしまいます。破損すると行けないのと、自分がけがをしてもいけないので、最後まで付けずにいました。

増加燃料タンク、尾翼などもピトー管の前に瞬間接着剤で接着してあります。ピトー管を塗装していよいよ完成です。

完成!!

航空自衛隊・RF-4Eファントム2 第510飛行隊 1/48 ハセガワ

航空自衛隊・RF-4Eファントム2 第510飛行隊 1/48 ハセガワ

いや~、長かったですね。3週間もかかってしまいました。といっても hirozさんのF-15ほどじゃありませんけどね。関西AFVの会への初参加の影響でAFV熱が高まっており、ファントムは簡単に片付けるつもりが、ついつい熱が入ってしまいました。予定よりも1週間も余分です。

できもしないディテールアップに挑戦したりもしたのですが、なによりも相当な難物キットです。パーツの合いも悪くはないのですが、今のプラモの水準ではちょっと…ですし、なによりも凸モールドのランナーが混ざっているのがショックです。さらにコンバージョンキットの宿命でしょうか、きちんと再現しきれていないパーツも多く、相当の修正を強いられます。

偵察型のファントムなんてマイナーな機種を作りたがったのが間違いでしたね。いや、知っていれば通常の戦闘機型にしましたよ。それもできるだけ新しい金型のキットにね。山のような修正箇所。意味の無かったカメラベイの中のディテールアップ。エンジンのディテールアップをめぐる東へ西へのドタバタ騒ぎ…と完成までにかなりドラマのある作品でした。なにしろパーツを求めて移動した距離は過去最高でしょうね。

今回、飛行機プラモではナンバーワンと言われる会社の難物キットを作って、いかに最近のAFVが恵まれているかを思い知らされました(コレはマジです)。今後はドラゴンのハチャメチャ説明書にも文句を言わないようにします(爆)。ハセガワの最近の製品がすばらしいことは十分判っています。ですから、願わくばその技術と心意気で、世界最高のファントムシリーズやF15のシリーズをリニューアルしてくれることを祈るばかりです。

tomboy07さんを初めとする方々の助言、エンジンを譲ってくださったカレー屋さん。多くの方々の支えがあってこの難物キットは完成しました(涙)。もうしばらくハセガワの飛行機はパスです。次はタミヤがいいな…
というより、しばらくは戦車を作りたいですね。

太い胴体、大きな主翼が強そうです。偵察型なのであまり武器は装備していません。超音速ジェット機は塗装が痛んでいるのですが、それをタミヤのウエザリングマスター(Aセットの各色)で再現しました。3色迷彩は度胸一発直塗りです。マスキングは面倒なのでチョット…エンジンダクトの奥にピトー管とエンジンのファンが見えます。エンジンの整流板とファンはなんと4号戦車のラジエターから改造しました。戦車のようなアングルで撮影してみました。地面に立った人の目線ですよね。なかなか迫力があってカッコいいです。機体の裏側もウエザリングマスター(Dセットのオイル)で汚してあります。増加燃料タンクは消耗品ですから、ピカピカです。主脚とその周辺です。ソフトワイヤーでパイピング、洋白線でシュリンク機構のロッドを再現しました。前脚と偵察カメラ周辺です。カメラベイの内部はかなり再現したのですが、窓に密着したカメラでほとんど(まったく)見えません(涙)。エンジンはアイリスのレジン製エンジンセットを使いました。商品が市場から消えていたのですが、カレー屋さんが譲ってくれました。感謝!!シートの後ろとかかなり作り込んだのですが、前席のキャノピー内側のバックミラーと後席のやはりキャノピー内側の枠に付く、偵察カメラのファインダーを付けるのを忘れました。

(全作品完成まで あと40)

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