タイガー1極初期生産型 その3 車体各部の組み立て
2008年11月19日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
フェンダーの工作
キット付属のプラ製のフェンダーは切り落としてしまいましたので、ショーモデリングのエッチング・パーツを使います。しかしショーモデリングのエッチング・パーツのフェンダーはただのぺらぺらの一枚板です。これではディテールダウンになってしまうので、裏側にフレームを付けます。
フレームは薄い銅板を適当なサイズに切り取り、ハンダ付けしました。ついでにフェンダーを固定するフックが引っかかる部分も付けておきます。蝶番の部分もペラペラでチョッと不満ですが、さすがにここまで作り替える元気は無いので、スルーします。アベールあたりだとここは中に芯を挟んで可動にするんですよね。
機銃の防水カバーのねじ
初期のタイガー戦車は重すぎて橋を渡れないときの対策として水に潜ることができるように作られていました。そのためボールマウント機銃には防水カバーを付けることができるようになっています。そのためのねじが機銃の両側にぶら下がっているのですが…
キットでは装甲板にモールドされていますが、これをエッチング・パーツで置き換えます。ところがエッチング・パーツはあまりにペラペラで存在感が無くしょぼいので、銅板、プラ棒、プラ製蝶ねじで置き換えました。でも今度はちょっとプラ棒が太すぎましたね。0.4mmを使ったのですが、0.3mmの洋白線にすれば良かったかも。
バイザーの跳弾板
運転手用ののぞき窓の前には跳弾板が取り付けられています。キットではツルツルなのですが、実車では5つの穴が開けられ、そこに棒を差し込んで固定されています。この棒の長さが結構まちまちで、本当は跳弾板とツライチになるはずですが、すこしだけ凸凹しています。それを再現するために、実際にドリルで穴を開け、そこにのばしランナーを差し込んで、実車の雰囲気を再現しました。
排気管
排気管の付け根にあるブロックには排気管カバーを引っかけるための棒の様な物が付いています。キットではまったくこれが再現されていないので、のばしランナーと薄切りプラ棒で再現しました。取り付け位置は実際に排気管カバーを乗せてみて現物合わせです。
排気管カバーの車体に付く部分は初期型と同じように曲げたのですが、よく調べたらこのような耳に当たる部分は極初期型にはありません。車体に取り付ける受けの部分が全く違うようです。そこで耳を反対に折り曲げ、さらにサイズを小さくして目立たなくしました。
(全作品完成まで あと39)
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