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タイガー1極初期生産型 その5 エアクリーナーとヘッドライト

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 144-5

長崎から帰ってきました

長崎平和公園

長崎平和公園

出張の翌日、一日長崎観光をして帰ってきました。美味しい海の幸や長崎チャンポンを食べたりもしましたが、平和公園で被爆者の方のお話を聴いたり、雲仙普賢岳の土石流の爪痕を見たりして、自然の脅威や人間の狂気の恐ろしさをシミジミと感じてきました。

それにしても地上を何十回も焼き尽くすほどの核兵器を持ち、その力で外交をしている国から送られたモニュメントには、その偽善故にむかっ腹が立ちました。戦争そのものも良くないことですが、非戦闘員に刃を向けるとはなんと愚かなことでしょうか。そして、敵国ではなく、自国民に「死ね」と命令する軍隊もなんと愚かなことでしょう。先の大戦で私が一番許せないのはこれらの行為です。

戦車のプラモを作りながら平和の話をするのもなんだか偽善のような気もするかもしれませんね。人殺しの道具であることに目をつむり、単なるカッコ良さや技術のおもしろさに惹かれるなんて、本当は良くないのでしょうか?

でも、タイガー戦車はカッコいいですよね。(オイオイ)
気を取り直して元気に行きましょう。工業製品である戦車に罪はありません(タブン)。日本刀を美術工芸品として愛でるのと同じ気持ちということで…

エアクリーナーの組み立て

タイガー1極初期生産型 エアクリーナー

タイガー1極初期生産型 エアクリーナー

さて、エアクリーナーですが、ここはかなりディテールアップをしました。エアクリーナーのパイプをつないでいるジョイント部分はボルトで留められているのですが、キットではツルツルです。ここに0.5mmの六角プラ棒をスライスして貼り付けました。4個×2(裏表)×8カ所で合計64個ものボルトを付けました。

エアクリーナーの頭には円形の溝があります。しかしタミヤのキットではパーツの抜きの関係から、ここにはモールドはありません。キレイに丸が彫れる自信が無かったので、加工をためらいました。

こんな時はモデラーによって行動が分かれます。自分の力量でできないことはしない人がほとんでしょう。でも私は多少不格好になろうとも練習の意味もかねてチャレンジすることにしています。

案の定、深さや幅がまちまちになるは、中心からずれるは、と完璧とはほど遠いできですが、それでも無いよりは実物に近いと自己満足しています。次はもう少しキレイにできるようになるでしょう…タブン

タイガー1極初期生産型 エアクリーナーのパイプ

タイガー1極初期生産型 エアクリーナーのパイプ

エアクリーナーのパイプを二股導入管につなぐためのジョイントをエッチング・パーツで貼り付けました。説明書には指示はなかったのですが、資料を見るとここにゲペックカステンの留め具のようなパーツが付いています。ゲペックカステンの留め具を見てみると、なんと8個も入っています。ここに使えということでしょうね…と勝手に決める。

パイプを押さえているパーツはプラでは厚く、しかもそれでも弱そうだったので、0.7mmの真鍮線とエッチング・パーツで置き換えました。

ヘッドライト

タイガー1極初期生産型 ヘッドライト

タイガー1極初期生産型 ヘッドライト

極初期生産型の一部の車種ではヘッドライトが足を付けて前におろされています。その足はショーモデリングのエッチング・パーツにも入っているので、これで置き換えました。

ライトのこーどは車体から浮くようにふわりと取り付けられているので、ソフトワイヤーを使って追加しておきました。

ともだちのみずのさんの「みずの模型製作日記2」でもタイガー戦車の制作が始まりました。同じタミヤの極初期型で 同じ中隊の車輌です。これはモケ忘が楽しみです。で、そこでの情報ですが、なんと跳弾ブロックの付け根になにやら溝があるじゃあ~りませんか。そこで資料本やドラゴンの後期型を参考に同じように溝を彫ってみました。

その時大活躍したのが、みずのさんに頂いた「超硬マイクロノミ」(名称は根生が勝手に付けました)です。みずのさんの手作りの道具で、タングステンでできた鋼も削るほどの堅いノミです。薄く鋭い歯は、プラをさくさくと削ってくれます。本当に便利な道具をありがとうございました。

(全作品完成まで あと40)

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