タイガー1極初期生産型 その13 履帯の塗装と取り付け
2008年12月3日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
履帯の塗装
フリウルの履帯を塗装します。メタルプライマーを塗った上から下地塗装をします。今回はサーフェイサーを吹きません。フリウルの履帯は金属製ですから、こすれて塗料がはげても、丁度本物の履帯のように金属光沢がその下から現れますから好都合です。 サフを吹いておくと、ライトグレーが現れますからね、これは困ります。
塗った塗料はいつものマホガニーではなく、マホガニー+タイヤブラック+フラットベースを4:4:2程度に混ぜた物を使いました。
土汚れとして、専用溶剤でドロドロに溶いたMIGピグメントを使います。MIGピグメントの専用溶剤はエナメル系なので、モデル・カステンやマジックトラックには使えませんが、金属製のフリウルにはジャブジャブ使えます。これはうれしいですね。
使ったMIGピグメントは赤土色のアフリカン・アースです。ドロドロのピグメントが乾かないうちに、粉の状態のMIGピグメントのアフリカン・アース、ダーク・マッド、ドライ・マッドをまだらにたたきつけ、一本調子にならないようにしました。
かさかさに乾燥したら、ブラシでこすって余分を削り落とします。さらに接地面はワイヤーブラシで地金が出るまでこすりました。これで銀ブラシが必要ありません。本物の金属の光沢ですからリアルそのものです。
裏側は転輪に当たる部分にスポンジヤスリをかけて地金を露出させます。一番削れた部分は銀色、次に削れた部分は濃いグレーになって、なかなか良い感じです。
車体の泥汚れ
車体にも泥汚れを付けます。 フェンダーの影になってまるで見えませんが、丁度車体の一番奥の部分やフェンダーの裏側にドロドロのMIGピグメントを塗ります。
ピグメントが乾いたら、先の堅い筆で境目をぼかして、不自然にならないようにします。
起動輪の歯と誘導輪の履帯とこすれる部分に銀ブラシをしました。起動輪は回転するように組み付けていますから、こんな時は楽ちんですね。
履帯をはめる
いよいよ履帯をはめ込みます。後ろからするするとフェンダーと転輪の間を滑らせて履帯を入れていきます。本物の戦車では履帯交換用ワイヤーを履帯と起動輪の歯に引っかけて、戦車の動力で引っ張るのですが、1/35の模型ではピンセットで引っ張ります。
車体をひっくり返して、裏側で連結します。起動輪にきっちりとはめておかないと長さに余裕がないので繋ぐのに難儀をします。最後に連結ピンを差し込んで瞬着で固定すればOKです。
ずっしりと重い金属履帯ならではのたれ具合と質感です。やっぱり履帯は重々しく垂れていなくっちゃね♪
(全作品完成まで あと40)
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