アメリカ・M16多連装銃搭載車 Op.145 制作開始
2008年12月5日
Category : AFV アメリカTags : M16多連装銃搭載車M3ハーフトラック
ミート・チョッパー(ウゲッ!)
今年は連合軍車輌をたくさん作ろうと思っていたのですが、実際には米軍がロングトムと高速牽引車、機関銃チームセットの3点、ソ連軍がZIS-2対戦車砲の1点のみ、英軍に至ってはなんと一昨年の4月よりゼロです。
ちまたではチャーチルでにぎわっていますが、わたしは先に古くなりかけている在庫から片付けていきます。作るのがいやになっちゃうともったいないですからね。てなわけで、今回は米軍の M16 多連装銃搭載車 です。
空飛ぶ飛行機を落とすのは大変な作業で、下手な鉄砲数打ちゃ当たるじゃありませんが、大量の弾幕を張るのが一番手っ取り早い戦術となります。そのためドイツ軍は20mm対空機関砲を4連装にして、連合軍からは悪魔の4連装と恐れられました。そして、連合軍も同様な兵器を開発しました。ドイツ軍よりは少し小さめの50口径(12.7mm)機関銃を4連装にして、M3ハーフトラックに搭載。M16と言う名前で呼ばれていました。
しかし、この車輌が投入されたときにはすでにヨーロッパの制空権は連合軍にあったため、実際には飛行機にではなく、地上攻撃に使われました。つまり人に向けて発射されたのです。
毎分2200発の弾丸を食らったら人間はひとたまりもありません。体は粉々に飛び散ってしまいます。そんなことからM16はミート・チョッパー(挽肉製造器)と呼ばれました。しかしこの名称はあまりにもえげつないので、タミヤがその昔キットとして製品化したときには「スカイ・クリーナー」というキレイな名前を付けました。
今回制作するのはドラゴンのスマート・キットです。キットのままでも十分に精密に仕上がりますし、フィギュアも2体付いてきます。M3ハーフトラックが出たときから待ってたんですよね。さすがにドラゴンはミート・チョッパーもスカイ・クリーナーも採用せずに、事務的に 多連装銃搭載車 という商品名を付けました。これが賢明ですね。
制作開始
ドラゴンのM3ハーフトラックのシリーズはスマート・キットです。非常に組みやすく、しかも精密感はバッチリです。一日でこんなところまでできてしまいました。
実は 1年半前にM4自走迫撃砲を作ってますからね。自分のプラモ日記を読んで復習をしてから取りかかりました。そのおかげでサクサクとここまで到達しました。
履帯や転輪、エンジンは塗り分けを楽にするために接着してありません。塗装後にもう一度組み立て直します。
プレス製のバンパーはキットでは上下貼り合わせの2つのパーツでできています。そのためパーツの合わせ目はキレイに消す必要があります。現在はパテの硬化待ちです。
(全作品完成まで あと39)
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