フェルディナンド最終生産車輌 その10 デカール貼り
2008年12月28日
Category : AFV ドイツTags : エレファントフェルディナント
デカール貼り
さて、いよいよこのキットのキモの部分にあたるデカール貼り作業です。AFVはあまりデカールを貼ることは無いのですが、このキットは全身デカールまるけです。デカールは大変上質なカルトグラフ製なのですが、全部が細い手書き文字(もしくは絵)のため、余白をデザイン・ナイフで切り取ることは不可能です。そのためできる限りのシルバリング対策が必要となります。
テカテカにクリアをコートした上からデカールを貼るのですが、デカールを貼る面にはあらかじめマークセッターを塗りつけておきます。その上にデカールを慎重に乗せ、水分を取った後、上からマークソフターを塗りました。
少し時間をおいて(30秒ほどかな?)、デカールが柔らかくなった頃、綿棒で押しつけてフィットさせます。
しばらくすると乾燥して、所々にシルバリングが見られるようになります。その部分にはさらにマークセッターを上から塗り、デカールの下にしみこませるために、デザイン・ナイフの先でデカールに穴を開けます。
最後にフィニッシュ・マスターでデカールをこすってしっかりと密着させます。フィニッシュ・マスターは柔らかいスポンジのような素材でできているので、張り付いていない状態のデカールをこするとすぐに、グチャグチャにしてしまうことがあるのですが、ある程度くっついているデカールならば安心してこすることができます。
社名はダメよ
説明書通りにデカールを貼っていくとこちらの面の文字が完成図の通りになりません。大文字のPとSが2カ所ずつ抜けているのです。よくよく見ると、それは Porsche と Siemens という会社の名前です。商標権の問題があるため、そのままキットにできなかったのでしょう。
これは手書きかと思ったのですが、デカールの隅っこの方を見てみると、P と S の文字がありました。これを上から別に貼り付ければちゃんとできあがります。
履帯の塗り分け
デカールは十分に乾燥させてからつや消しクリアを吹きます。そのため、車体の作業はここまでです。その間、デカールの乾燥待ち時間に、履帯と転輪の塗り分けをしました。
完成予定の30日まであと2日ですが、仕事が急に入ったり、熱帯魚の水槽のパワーフィルターが壊れて水浸し事件が起きたりと、今日の仕事場の大掃除の予定がまったく狂ってしまいました。明日は今日の分を取り戻すために、一日必死で大掃除をしなくてはなりません。そうしないと30日の夕方までに自宅の大掃除完了まで行き着けないからです。
フェルディナンドの30日完成がピンチです!!
(全作品完成まで あと44)
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