イギリス装甲車・スタッグハウンドMk.1 Op.152 制作開始
2009年1月28日
Category : AFV イギリスTags : スタッグハウンド
コロンとしてるけど、結構デカイ!!

スタッグハウンドMk.1 1/35
タミヤ
多発機も2機完成させたので、ちょいと何かを挟んで3月のお題に行こうかと思ったのですが、前々から作ってみたいタイヤ付き(3月のモケモケ展示会のお題は「タイヤ付き」なんです)が在庫にあったので、サクッと言ってみることにしました。
作るのは イギリス軍の装輪装甲車のスタッグハウンド Mk.1 です。これはタミヤの製品なのですが、中身はイタレリのキットで、そこにタミヤのフィギュアセット(ヨーロッパ版のユニバーサルキャリアに入っていたヤツ)を組み合わせた限定商品です。どうも私は限定に弱いんですよね。中身はイタレリ製ということで奇しくも2作品連続イタレリということです。
このキットにはさらにオマケとして、写真が満載の小冊子が付いてきます。まさにイタレリつくせりです。わ~~~(+_+)\バキッ!
元々は米軍で開発された車輌なのですが、レンドリース法によってイギリス連邦に貸し出され、米軍では結局1輛も使われませんでした。米軍はその代わりに6輪のグレイハウンドを使ったのですが、こちらの方が強そうですし、カッコもいいですよね。米陸軍ってセンスないですね。
4輪ですが、タイヤはかなり大きく、車体のサイズも2号戦車くらいはあります。装甲板の厚みも2号戦車よりは厚そうですし、主砲は37mmですから、それなりに強力ですよね。
車体の組み立て
バスタブ型のシャーシに装甲板をぺたぺた貼って車体を組み立てます。室内は窓やドアから見えますから、あらかじめ真っ白に塗っておきます。インテリアがあるわけじゃないので、覗かれても困るのですけどね。
溶接痕の付け直し
このキット、なかなかの意欲作で溶接の痕もしっかりと付けられています。このスタッグハウンドは溶接で作られた車体と、鋳造で作られた砲塔の質感違いを出すのが醍醐味ですよね。
ところがやはりイタレリということなのでしょうか、溶接痕の再現技術が未熟で、なんだかちょっと変なのです。 私もそれほど上手なわけではないのですが、実際の合わせ目から少し離れたところにある丸い点点はちょっといただけないので、これをヒートペンでつぶして溶接痕を付け直しました。
このような場所は車体のいたる所にあるため、結構な作業量となります。ヒートペンが無いとやろうとは思いませんね。
合わせ目処理
キットに附属の資料写真をよく見ると、この箇所は曲げで作られていますが、キットでは別パーツの貼り合わせ箇所になります。
ここは丁寧にヤスリで削ってエッジをつぶし、隙間を埋めて、元々一枚板だった状態にします。
う~ん、サクッといくつもりだったのですが、オマケの写真集を見てしまうと、ほっておけませんね。頑張らなくっちゃ。
足回りの組み立て
足回りは大変良くできています。どっちみちほとんど見えなくなる箇所ですから、これくらい再現されていれば十分です。欲を言えば、前輪のステアリングが固定式で良いので、曲げた状態も再現できると嬉しいですよね。
車体細部の組み立て
フェンダーやら外部燃料タンクやら、細々したものを取り付けます。だんだんスタッグハウンドらしくなってきました。エッチングパーツがほどよく入っており、なかなか気が利いています。外部燃料タンクは車内から切り離すための装置も再現されています。もちろん可動はしませんけどね。
助手席の前に付いた機関銃はスリーブの放熱穴をミニドリルでさらってくっきりとさせておきました。ただ、銃口の穴は大きすぎました。もう少し小さくても良かったですね。
排水穴を空ける
車体の上面は周囲の装甲板が天板より少し高くなっています。この場合定番として水抜き用の穴がどこかに空いているはずです。てなわけで、資料写真をそれこそ穴が空くほど探し回ったら、ありました、ありました。ちゃんと角っこに水抜き用の穴が。
あっても無くてもほとんどわかりませんが、こんな簡単な作業で自己満足度は20%ほどアップします。実際のディテールアップ度合いは2%程度です(^^;)。
まもなくモケモケの年に1回のバーゲンの季節がやってきます。在庫を減らすと言いながらなかなか減らない在庫に困ってはいるのですが、最近の欲しいキット目白押しにいよいよ箍が外れそうです。
毎月2つずつ買って、4つずつ完成させれば、1年後には在庫は半減、2年後にはゼロになる勘定だったのですが、早くも破綻しそうな雰囲気です。もうすでに今年に入ってから(ってまだ1ヶ月経ってませんけど…)9個も買ってしまっています。完成作品は4個と計画通りなのですが…
(全作品完成まで あと50)
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