スタッグハウンドMk.1 その5 細部の塗分け、デカール貼り、ウエザリング
2009年2月1日
Category : AFV イギリスTags : スタッグハウンド
デカール貼り
前作のデストロイヤーの時にも思ったのですが、イタレリのデカールはすばらしいですね。カルトグラフ並の品質です。美しく丈夫で、周りの余白も少なく、非常にキレイに貼ることができます。さらにマークソフターにも溶けることなく(タミヤのデカールは危険ですよ!!)、位置決めも楽にすることができます。
見てください、下地にクリアを吹いて対策を施してあるとはいえ、シルバリングはまったく見られません。 これは驚異的です。
細部の塗り分け
車体の細部の塗り分けをしました。OVM類や外部燃料タンクのベルト、マフラー、タイヤ、ペリスコープなどです。これで新車の状態のスタッグハウンドができあがってきました。
フィギュアの組み立て
デカールの乾燥待ち時間などに附属のフィギュアを組み立てました。この立ち姿のフィギュア以外にも、砲塔の上に2名の乗員がいますが、今回は彼一人だけを採用し、残りの2名は他の英軍車輌に転属してもらいます。なにしろ英軍の戦車兵はあまり売られていませんからね。貴重です。
汚し塗装
汚し塗装の最初はエアブラシで土埃をかぶせます。車体の裏、足回りを中心にふわふわとかぶせていきました。使った塗料はタミヤのフラットアースです。
続いて、ウオッシングとドライブラシをします。基本塗装色の明度・彩度ともに少し足らなかったようです。思ったよりも暗くなってしまいました。
油彩を使って雨だれや足下の泥汚れのシミを再現しました。
ドライブラシは砲塔部分は特に強調してあります。せっかくの鋳造肌ですからね。これで溶接で作られた車体部分との違いがはっきりと出て、面白いでしょ。
MIGピグメントのヨーロピアン・ダストを専用溶剤で溶いて、筆で車体にチョンチョンと置いていきます。激しく汚れる部分にはべっちょりと塗りつけておきました。これが土汚れの基本になります。
このままでは不自然なので、十分に乾いたら、堅めの筆でぼかしていきます。ピグメントの固まりはこれで崩れ、ピグメントが点いていない部分にもぼんやりと汚れが付きます。
さらに所々専用溶剤を垂らしてピグメントをぼかし、シミのようにしてあります。
タイヤの仕上げ
タイヤも同じようにして汚します。一番左が泥状に溶いたピグメントを塗りつけた状態です。 特に何も考えずにベチャベチャっと塗りつけただけです。
次はそれが乾燥した状態です。乾くと白っぽくなり、カサカサになります。
3番目が堅めの筆を使ってピグメントをぼかした状態です。このときにホイールの部分にもピグメントを広げておきます。タイヤのパターンの奥にたまった泥は掻き出さないように注意します。
最後に綿棒で接地面などをこすってやります。下地の黒い色が見えてきます。これで汚れたタイヤのできあがりです。大きいから楽ちんですね。
(全作品完成まで あと51)
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