ラリー・メカニック・セット その2 隙間埋め 【光硬化パテとマジックライトペン】
2009年2月9日
Category : 自動車 フィギュア 道具Tags : ラリーカー
隙間埋めと秘密兵器
フィギュアの腕や足などのパーツの継ぎ目は通常の車輌の接着面に比べると隙間が空きやすいですよね。とくに状況に合わせて多少ポーズを変えたりすると大きく空くことがあります。
そんな時重宝するのがタミヤの光硬化パテです。なにしろ蛍光灯の光で2分ほどで硬化するため、作業の中断が最小限で済みます。1本1200円もするという高価なパテですが、私のような多作家でも1本で3年以上持ちましたから、その便利さを考えればそれほど高い買い物ではないでしょう。この写真はまもなくおろすであろう、2本めです。
ところがこの光硬化パテ、少々弱点がありまして、食いつきがあまり良くないのと、厚盛りができないのです。あまり厚く盛ると、奥まで光が届かないのか、ちゃんと硬化しません。
しかし、ここに大変な秘密兵器が登場しました。 それはお友達のみに・ミーの【みにスケール模型日記】の記事で紹介されていたマジックライトペンです。これを使えば光硬化パテがしっかりと固まるらしいのです。
さっそくダイソーを探してみましたが、すでに売り切れで、どうやらもう入らないようなのです。モケモケの店長はブラックライトではないものの、超強力なLEDライトをダイソーで購入し、実験したところ、可視光線のLEDライトでもかなり有効性が認められたと報告してくれました。
私もモケモケの店長に倣って、LEDライトを購入しようと思っていた矢先、さすがは小学生です。私の末娘が例のマジックライトペンを持っていたじゃありませんか。女の子は流行にめざといですね。
で、さっそく試してみたところ、あっという間に硬化します。弱点の食いつきまで改善されています。プラパーツとの境界いっぱいまでしっかり硬化するため、食いつきが改善されたと思われます。
次は試しに厚盛りに挑戦してみました。フィギュアの腕の角度を大きく変えたために、不自然になった脇や肩のラインを作り直してみたのです。
いや~、みごとに固まりました。それもほんの数秒です。おそるべしブラックライトです。
市街戦じゃなくって(モデラー特有の誤変換ですね)、紫外線を発生するライトがこれだけ安価になったのですから、メーカーさんも紫外線専用の光硬化パテを発売してくれないでしょうか。そうすれば逆に可視光線では固まらないわけですから、窓際以外なら、作業性がずっと良くなるような気がするのですけどね。
サフ吹き
光硬化パテを厚盛りしてポーズを調整しました。かつて無いほどの作業性の良さに、プラモ日記のフィギュア制作スピードが加速します。
真っ白だったフィギュアにサフを吹きます。粗めのサフを切らしているので、車に使ったのと同じ#1200のサフを使ったのですが、少々ツルツルすぎます。もう少し荒いサフにした方が塗料の食いつきが良いはずです。
顔の塗装
フィギュア5体の顔の塗装をしました。皆同じような髪型をしています。もう少しなんとかならなかったのでしょうかね。せめて髪の色ぐらいは変化を付けてみました。
使った塗料はいつものアメリカーナです。コストパフォーマンスは抜群なのですが、塗膜が弱いのが欠点です。顔を縫っている間にも手でつかんでいる足のあたりはハゲハゲです。
もう一度はげた部分を塗り直し、服の陰影を付ける前にフラットクリアでオーバーコートしておきました。これでいくらか強くなるでしょう。
(全作品完成まで あと60)
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