M13/40カーロ・アルマート その5 ウエザリング
2009年3月7日
Category : AFV イタリアTags : カーロ・アルマート
ウオッシング
ウオッシングをします。今回は当初の色合いよりも赤みが足りなかったので、ウオッシングは少し茶色を強くすることにします。これでドイツ戦車よりは少し赤いダークイエローになるはずです。
ウオッシングを拭き取ったら次は墨入れです。たくさんのリベット一つ一つの周囲にセピア色の油彩を置いていきます。場所によって強弱を付けながら入れていきます。リベットの頭も一緒に黒くなってしまうこともあるのですが、これは後でドライブラシをしますから大丈夫です。
雨の少ない北アフリカですが、まるで降らないわけではありません。もちろん砂漠地帯は非常に降水量は少ないのですが、そこは人が足を踏み入れるような場所ではなく、実際の戦闘は比較的海岸に近い地域の取り合いだったのです。沿岸部の降水量は日本の1/3ほどで、これだけの雨があれば、時には洪水のように濁流が流れることもありますし、戦車が錆びたり汚れたりもします。ですから雨だれ錆びだれも油彩で描き込んでやります。
細部の塗り分け
OVMや排気管などを塗り分けます。OVMの気の部分はMr.カラーのウッドブラウン、金属部分はメタルカラーのダークアイアンにパステルで作ったさび色を乗せて磨いてあります。
排気管は下塗りが焼け鉄色で、その上からさび色のパステルをかぶせ、乾いたら堅めの筆で余分の粉を落として錆びた鉄を再現しました。
ドライブラシ
車体全体に3段階のドライブラシです。一番明るい色は砲塔の上の縁と戦闘室の上の縁だけです。
先ほどの墨入れとこのドライブラシでリベットがくっきりと浮かび上がります。リベットタンクはこうでなくっちゃ♪
履帯や足回りに溶剤で溶いたパステルを塗りつけ、乾いたら余分をこすり落とします。履帯は壊れるといやなので、溶剤にはアクリル溶剤を使いました。車体は履帯に比べるとはるかに薄く溶いたパステルを使います。今回はそんなにハードに汚さないつもりだからです。食べ物でいっぱいのテーブルで展示会が開かれますからね、粉をまき散らしては、せっかくの料理が台無しです。
ヘッドライト
キットにはヘッドライトのクリアパーツは入っていませんから、ジャンクパーツから適当に探してきます。元々は何のキットのパーツだったのか憶えていませんが、適当な物が見つかりました。少しだけヘッドライトのケースの内側を削ってレンズがはまるように調整しました。
いよいよ完成が近づいてきました。フィギュアも塗らなければね。
(全作品完成まで あと55)
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