イタリア中戦車・M13/40カーロ・アルマート その6 完成!!
2009年3月8日
Category : 完成 AFV フィギュア イタリアTags : カーロ・アルマート
フィギュアの塗装
WBC韓国戦を見ながらフィギュアを塗装しました。もっと手に汗握る戦いにナルかと思ったのに、初回から緊張感の無い試合となり、そのおかげでカーロ・アルマートが完成してしまいました。
戦車兵の皮の上着はセミグロスブラックの指定なので、そのままアクリルのセミグロスブラックで塗装したのですが、ちょっとテカテカになりすぎてしまいました。ゴーグルのレンズはクリアボンドを充填して再現してあります。
こちらは立ち姿の将校です。階級は中尉です。塗っているときはよくわからないのですが、こうして写真になって拡大されると、びっくり顔をしているのがよくわかります。こんなはずじゃなかったのに…
もっと拡大率の大きな拡大鏡をかける必要がありそうですね。
チッピング
車体にチッピングを入れます。最近はあまりチッピングを入れないのがマイ・ブームなのですが(単に面倒なだけという説もあり…)、今回はヘタレのイタリア軍ですから、ヘタレ具合を強調するためにもチッピングを大目に入れてあります。
チッピングはエナメルで焦げ茶色を作り、溶剤でほどよい濃さに薄めながら、描いていきます。濃すぎるとうまくつきませんし、薄すぎるとボワっと広がってしまいます。また筆に服混ぜる量の調節も重要で、メモ用紙に余分の塗料を吸わせて筆の含む量を調節しました。
最後の汚し
主砲の砲口、排気管の周囲にフラットブラックでスス汚れを付けます。また車体の後ろ下半分を中心にフラットアースで土埃汚れを吹き付けました。
排気管の出口のすぐ後ろのパーツは、実はフックのようで、ほとんど完成間際にそれに気づきました。車体に付いたままの状態でハンドリューターにバードリルを付けてフックの形にくり抜きました。ウエザリング作業がほぼ終わった段階でここだけ再塗装(筆塗り)したので、排気ガスを思いっきり吹きかけて真っ黒にしておきました。しめしめ…
完成!!
これにて イタリア中戦車 カーロ・アルマートM13/40 の完成です。タミヤ基準で非常に作りやすく正確なパーツの合わせできっちりと組み上がります。そのためストレス無くあっという間に完成させられるのですが、その代わりに省略が多すぎるのも気になります。
インジェクションキットでは金型の抜きの関係で、モールドできない形が存在します。そんな場合はパーツを分割したりスライド金型を使ったりするのですが、このキットでは省略を相当しています。
金型の抜き方向側面のリベット、エンジンデッキ側面の溝と穴(これはほとんど見えなくなるのですが、ほとんど見えないと言うことは、わずかに見えるということです)、排気管のすぐ後ろのフック、サスペンションの肉抜き穴など、数え上げれば切りがありません。
1/35のプラモの場合、いくらかの省略は当たり前の話で、実物をそのまま1/35に縮小することは現実的ではありません。しかし、最近のプラモの完成度を考えると、もう少しこだわってくれても良かったのではないでしょうか。
(全作品完成まで あと54)
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