ケーニヒスティーガー・ヘンシェル砲塔(1/16) その5 運転席他
2009年4月6日
Category : AFV ドイツTags : ケーニヒスティーガー
履帯テンション調整機器
本当の呼び名はどういうのか知りませんが、要は履帯の張り具合を調整する機械です。後ろの装甲板の菱形のカバーのうちどれかを外すとこのねじの頭が見えるので、そこにレンチのような物を差し込んでグリグリと回すと、誘導輪の足がまわって履帯の張り具合を調整できるという寸法です。
こんなところまでキッチリと再現されていますが(もちろん回転はしません)、完成後は全く見えなくなってしまいます。その奥にあるタンクもそしてショックアブソーバーもです。塗装、仕上げ後に組み上げる前に記念撮影をしておくことにします。
運転席
運転席です。チョットした改造で、椅子を上下させるようにできるのですが、そのような改造は御法度ですから止めておきます。残念だな~(-_-)
パイピング
車内を走り回るコードやパイプ類はほとんど再現されているようです(タブン)。パイプは多少自由が利くように軟質プラでできています。しかし軟質プラはやすりの歯が立ちませんから、パーティングラインを消すことができません。これだけはお手上げです。冷凍して・・・なんてことを聞いたことがありますが、我が家の冷凍庫は非力なのか、やってもダメでした。業務用のマイナス60度なんてのがあればいいかも・・・
それよりも困ったのはトラペの軟質プラはドラゴンやタミヤと違って接着剤も効きませんし、塗装もあまり食いつきません。バンパープライマーや、専用の瞬間接着剤は必須でしょうね。
さらに困ったことに、塗装色が判りません。壁や床と同じ色で塗られているのかも知れませんし、そうでないかも知れません。せっかくですから異なる色で塗った方が見栄えがすることは確かです。つなぎ目なんかも銀色で塗るとより精密感が増しますよね。どうしましょう・・・?
側面装甲板前端部
側面の装甲板は外側のバスタブ型のパーツに内壁を貼り付けて装甲板の厚さを再現しています。そして外に飛び出した部分はさらに別パーツを貼り付けて分厚い装甲板を再現します。
ところが実車では元々一枚の鋼板ですから、実車には無い接着面ができてしまいます。ここをパテで埋めておかなければなりません。一応パテ埋めしたのですが、まだパテがヒケてしまっているようです。もう一度盛りつけなくては。
車体上下の組み合わせ
クリアパーツの車体上部を乗せてみました。クリアパーツと通常パーツの両方を載せ替えられるようにと依頼されていたのですが、このキットはどうやら元々そのように作ることができるように細工されているようです。
実車とよりも少しだけ幅広の上部装甲板が側面装甲板の溝に滑り込み、接着しなくてもカッチリと挟み込めるようにできています。あまりにタイトなので、塗装したらどうなるか心配なくらいです。
実はタミヤの1/16のキングタイガーの購入を考えたことがあります。これはラジコンで実に良くできているのですが、一番気に入らなかったのが、車体上下の貼り合わせ箇所なのです。
ラジコンですから電池の載せ替えやメンテナンスのために車体を頻繁に外すことになるため、ここは接着できません。実際に完成したキングタイガーを見れば判るのですが、この互い違いに組み合わされて溶接されている箇所が一直線にスパッと切れているのです。これでは超初心者時代に私が作ったパンターG型みたいです。カッコ悪~!!
ところが、このトラペのキンタは脱着式にもかかわらず、かなり良い感じでこの接合面が密着するのです。この箇所だけに関してはタミヤ破れたり!!です。
こんなことを書くと、またモケモケの店長が、『じゃあ根生さん、タミヤのキンタとトラペのキンタをニコイチしたら・・・』なんて良いそうです。8万円と6万円ですよ。ご冗談を・・・(^_^;)
実はトラペも少し残念があります。クリアパーツを使った場合、裏打ちする装甲板の厚みを再現するパーツまではクリアパーツが用意されていないことです。さらに、ハッチや運転席の上のパネル、機銃のマウントなどもありません。『えっ?だからタミヤとニコイチって・・・。ご冗談を・・・』
(全作品完成まで あと59)
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