8.8cm対空砲Flak18 その3 平衡器と砲架下部の組み立て
2009年4月8日
Category : AFV ドイツTags : 8.8cmFlak188.8cm砲
平衡器
平衡器というのは砲を俯仰させるための装置です。俯とは上から見下ろすことですから、砲を水平より下に向けることで、仰とは見上げることですから、砲を水平より上に向けることです。
8.8cm砲はもともと対空砲ですから、仰角は垂直近くの85度まで取れますが、俯角はほとんど取れずわずかに3度だけです。
AFVクラブの平衡器は金属製のシリンダーでできており、その中のピストンが砲の俯仰に併せて伸び縮みします。でも引っかかっているだけなので、少しの衝撃で取れてしまいます(汗)。
上の写真で、砲が真上を向いているのに、砲の角度を示す機器がまったく動作していません。実はこの部分は砲と連動するように作ることが可能で、私も最初は砲と一緒に動いていました。そしてこれは同様に砲の角度に合わせて回転する照準機につながるのです。が・・・
次の写真で青く印をした部分が回転する部分です。ところがその二つの回転部を繋ぐロッドの関節に当たる部分(赤く印をした部分)は接着なのです。これじゃ回転するはずありません。無茶言わないでください。
結局トライスターのFlak38と同じで、好きな角度を持たすことができるのですが、どこかで固定しなさいということでしょうね。ここを金属パーツにして可動式にしたらカッコいいでしょうね。
砲架(下部)の組み立て
砲架の下半分を組み立てます。足の部分ですね。リベットボコボコで無骨な感じがカッコいいですね。実はFlak36では足に前後はなく対象な形をしているのですが、Flak18では向きがあるんですよ。
ほとんど素組で行ける精密キットなのですが、ほんの少しだけここもディテールアップです。スコップを取り付けるフックがあるのですが、これを銅線で置き換えました。ここにスコップをベルトで留めるのですが、そのベルトらしい物がエッチングパーツで入っていますので、それを使えば良いと思います。
杭
8.8cm砲では、足は杭を打って固定します。この杭がエッチングパーツでできておりなかなかカッコいいです。
ドラゴンの時は、地面に入っている杭の先をちょん切って飾ったのですが、AFVクラブは金属パーツですから、ちょん切るのが大変です。それよりもベースに本当にこの杭で固定するのが良さそうです。
今回ベースは外注に出ていますので、そちらと連携しなければいけませんね。ベースに地面の粘土を盛るときは連絡くださいね。それと今回諸般の事情から塗料も外注で調合してもらうことになっています。催促しているのですが、こちらもまだ連絡がありません。おそらく遅くとも来週の中頃か早ければ日曜日ごろには組み立てが完了してサフを吹いちゃいます。お願いしますよ、と○やさん。
(全作品完成まで あと58)
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