ドイツ・1号対戦車自走砲4.7cmPak(t) Op.165 制作開始
2009年5月26日
Category : AFV ドイツTags : 1号対戦車自走砲1号戦車
アフリカ塗りの練習
1号戦車B型の車体にチェコ製の4.7cm対戦車砲を搭載した自走砲がこの1号対戦車自走砲4.7cmPak(t)です。急速に拡大する戦線を維持するために、訓練用の1号戦車に強力な(比較的ですが)対戦車砲を搭載して連合軍の戦車に対峙しました。200輛ほどが作られたそうです。どうみても強そうじゃなく、二戦級のイメージは否めませんが、その頭でっかちのスタイルがダサカッコいいですよね。
今回はドラゴンのスマートキットで作ります。箱を開けてみるとなかなかよさそうですよ。カラーはもちろんDAKです。イタリアへのお義理で派遣されたDAKに配備されたおんぼろ対戦車自走砲です。砂埃でぼろぼろにはげたサンド迷彩が一番のお似合いですよね。
実は、みんなで大作を作るという『プロジェクト88』が進行しており、それに使うFlak18は塗り直すことにしたのですが、その前にアフリカ塗りの練習をかねて、ひとつ作ることにしました。Flak18はこの1号対戦車自走砲4.7cmPak(t)と同時進行で塗装することにします。
アフリカ塗りというのは私が勝手に呼んでいる名前で、ジャーマングレーの上から塗られたダークイエローがハゲハゲになっている様子を再現する塗装のことです。これが実にカッコいい。DAK(ドイツアフリカ軍団)の滅びの美学ですね。そんなわけでこのいかにも弱そうな対戦車自走砲をチョイスしてみました。
足回りの組み立て
まずは足回りから組み立てます。スマートキットとは言え、結構な数のエッチングパーツが入っています。 転輪には表裏に真鍮製の輪っかがつきますし、フェンダーの周囲もエッチングパーツ製です。
フェンダーの枠がエッチングパーツだなんて、どこらへんがスマートキットなんだろうと思わないでもないのですが、これがプレミアム・エディションならフェンダーが丸ごとエッチングパーツなんでしょうね…と一人で勝手に納得しています。
足回りは履帯をロコ組にするために、サスペンションのボギーごとごっそりと外れるようにしてあります。キットを丁寧に組み立てれば、このサスペンションは可動式にできそうですが、履帯が可動式でないため、かえって組み立てづらくなりますから、サスペンションは真っ平らになるように固定してあります。とうぜん転輪も回転しません。
履帯の組み立ては説明書ではかなり後の方ですが、前後のフェンダーが付くと履帯をはめにくくなりそうなので、先に作ってしまうことにしましょう。
(全作品完成まで あと61)
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