日本陸軍・九七式側車付き自動二輪車 その5 完成!!
2009年6月28日
Category : 完成 AFV フィギュア 大日本帝国Tags : 陸王
ウオッシングとドライブラシ
フィギュアの塗装をしながら車体の方はウオッシングとドライブラシをしました。やりかたはいつもの通りで、エナメルでウオッシング、そしてエナメルでドライブラシです。しかしその惰性に流される配慮の無い作業がとんでもない悲劇を生みました。
もちろんエナメル溶剤がプラの接着面を侵すことは判っているつもりでした。そのためスポーク付近はできるだけウオッシングの塗料が入らないように充分注意して行ったつもりです。ですが、ちょっとした気のゆるみからでしょうか、側車に積まれた予備のタイヤがバラバラに壊れてしまいました。最初は良かったのですが、うっかりとそこを持ってしまい、その瞬間バラバラです。
もうこうなるとどうにもなりません。よっぽどスペアタイヤ無しにしてしまおうかとも思いましたが、今ならタイヤ1個につき30分ほどで24本のスポークを張ることができます。意を決して再度張り直すことにしました。
もう今度はウオッシングはしません。スペアタイヤは新品ですからぴかぴかのままで良いのです!!
最後の仕上げにヘッドライトのレンズをジャンクパーツから探してきて貼り付けました。元々はなんだったのかすでに判りませんが、丁度良いサイズのレンズが見つかりました♪
フィギュアの塗装
車体のウエザリング作業と平行してフィギュアの塗装もしました。 アメリカーナにはこの微妙な色合いのカーキがありません。私はタミヤのカーキがお気に入りなので、なんとかこれをアメリカーナで再現できないかと試してみましたが、どうもうまく行きません。
べつにどうしてもアメリカーナで塗らなければならない理由はありませんから(笑)、今回はさっさとタミヤの水性アクリルで塗装しました。
しかし陰影を付ける時はアメリカーナは慣れていますから、タミヤのカーキにアメリカーナの黒やら白やらベージュを足して影やハイライトを描込みました。今回は水性アクリルのハイブリッドですね。
体格は貧相なのですが、ポーズはとてもすばらしく、しかもキッチリと組み上がります。そしてお顔がちゃんと日本人顔なのがスゴイですね。ちょっと若作りですが、それがなんとなくバイク乗りらしくて良い感じです。機関銃を撃ちながら敵中を疾走するサイドカーの緊張感が2体のフィギュアで見事に再現されています。
完成!!
実は我が家の次女(中三)が新型インフルエンザにかかりました。まだそれほど熱も高くないうえ、他の家族は皆元気なので、神経質にならなくても良いと病院で言われたのですが、大事を取って、我が家は全員外出を自粛しています。
そんなわけで、 日本陸軍 九七式側車付き自動二輪車 は一気に完成です。スペアタイヤがバラバラになったときはインフルエンザ以上のショックだったのですが、こちらも無事リカバリー完了です。
雑誌のオマケと言うことで気軽に組み始めたのですが、はやり前々からやってみたかったスポークの張り替えに挑戦してみました。今回はキットのモールドと同じ数の24本で張ったのですが、やはり少なすぎるようです。アーマーの作例では40本ですからね、やっぱりプロはスゴイですね。私もこれで少しは自信が付いたので、忘れないうちに次は32本でやってみようかと思います。
このキットに付属してるフィギュアが秀逸で、ダボ穴にそってそのまま組み立てればポーズがキッチリ決まります。ダボ穴が大きくて深く、さらに形が特殊なため角度が決めやすいのです。さらに、塗装後に組んでもちゃんと組めるため、上半身、下半身、頭、ヘルメットなどを別々に塗装できます。これは非常に面白い試みで、各メーカーさんも参考にして欲しいですよね。
(全作品完成まで あと62)
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