タイレルP34 1976年日本GP Op.173 制作開始
2009年8月5日
懐かしいF1

タイレルP-34 1976日本GP 1/20 タミヤ
私が高校3年生の時、日本で初めてF1グランプリが開催されました。当時ホンダはF1から撤退していましたので、日本のチームがシーズンを通して戦ってはいなかったのですが、そのかわりスポット参戦が認められていたため、星野一義や長谷見昌弘らも参戦しました。
優勝したのはロータスを駆るマリオ・アンドレッティ(ちょい前に、このブログでジェームス・ハントと書いたのですが、それは翌年の1977年の間違いでした)でした。しかし一番人気はこのタイレルP34だったのです。
今のF1はどのマシンも色違いの同じ車に見えるのですが(私だけ?)、当時のF1カーはそれはそれは個性豊かでした。しかしその中でも一番インパクトがあったのが、このタイレルP34でした。なんたってタイヤが6個もあったんです。これにはみんなビックリです。
前輪を小さくすれば空気抵抗が小さくなって早く走れることは判っていても、接地面積が小さくなるためグリップが弱くなります。それを解決するためになんと前輪を4個にしてしまいました。いやはや、なんとも…です。
今回タミヤからそのタイレルP34が再販されました。このキットは30年も前のキットに大量のエッチング・パーツやカルトグラフのデカールを付けて再販された物です。当時に比べれば定価はずいぶん上がったのでしょうが、キットの内容から考えて、今の水準では超お買い得です。私は懐かしさも手伝って、キットの予告を模型雑誌で見るなり予約してしまいました。うれしいですね~♪この勢いで、ロータスやマクラーレンそしてフェラーリも出してね。
現在ではTyrrellはタイレルではなくティレルと発音されています。というか昔からティレルだったんでしょうが、なんでタイレルなんでしょうね?タミヤだけでなく、みんながタイレルって呼んでましたからね(タブン)。
エンジンとトランスミッションの組み立て
カーモデルは全部組み立ててから塗装というAFVのような乱暴な作り方はできません。ある程度組み立てたら塗装し、また組み立てます。面倒でもしかたがありませんよね。
フォード・コスワース・DFVエンジンはV型8気筒で3000ccだったと思います。ほとんどのF1チームがこのエンジンを使っていました。よほど優秀だったんでしょうね。そのおかげでタミヤはF1のプラモを作るときにエンジンはほとんど同じでいいわけですから楽ちんですよね。
パーツごとにエアブラシで塗装して、再度組み立てます。エンジンのメインブロックはフラットアルミなのですが、エアブラシで塗ったらぴかぴかになってしまい、筆塗りのクローム・シルバーとあまり差が出なくなってしまいました。
ブレーキディスクなどにエッチングパーツが使われています。さすがにぴかぴかですね。
(全作品完成まで あと63)
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