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イギリス・歩兵戦車マチルダMk.3/4 Op.174 制作開始

Category : AFV イギリス

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 174-1

MM300番

イギリス・歩兵戦車マチルダMk.3/4 1/35 タミヤ

イギリス・歩兵戦車マチルダMk.3/4 1/35 タミヤ

モケモケ展示会9月のお題は「タミヤMM」です。タミヤのミリタリー・ミニチュア・シリーズは1968年に発売が開始され、今年で41年目。そして記念すべき300番が先月発売されたこの「イギリス歩兵戦車 マチルダMk.3/4」です。せっかくですから、この記念すべき300番を展示会のお題として作ることにします。

マチルダは古いキットのMk.2を中学生のころに作ったことがあります。大好きな戦車なのですが、なにせ古いキットなので、今に新作として出るのではと期待していたのですが、やっとこの度発売されたというわけです。嬉しいですよね。プラモメーカーさんもほんの数両しか作られなかったような激レアなドイツ変態戦車に血道を上げるよりも、もっと連合軍車輌を充実させてください。

昨今のディテール競争はキットの複雑化、高価格化を招いていますが、そんななかでタミヤがリーズナブルなパーツ数と定価、組みやすさでどこまですばらしいキットに仕上げているか楽しみです。なんせ300番ですからね。期待していますよ。

今回はこの新世代のマチルダをオール・イン・ザ・ボックスで仕上げます。要は箱の中味以外の素材は塗料と接着剤以外は遣っちゃいけないのです。だって展示会のルールですからしかたがありません。OVMのベルトや発煙筒のケーブル、ライトコードはどうなる…?

組み立て開始

マチルダMk.3/4 足まわりの組立て

マチルダMk.3/4 足まわりの組立て

まずは足回りを組み立てます。小さな転輪がずらりと並んだイギリスの歩兵戦車です、完成後にはチラリとしか見えなくなるにもかかわらず、その複雑な足回りがキッチリと再現されています。

アーマーモデリング誌では、ボギーがキチンと一列に並ぶように。全部のボギーを組み立ててから慎重に接着するように書かれていましたが、実際にはキッチリとしたダボとパーツの合いで最小限の注意でもちゃんと組み上がりました。さすがはタミヤです。

最小限のディテールアッ

マチルダMk.3/4 鋳造肌の追加

マチルダMk.3/4 鋳造肌の追加

今回の展示会は、せっかくのタミヤということで、キット付属の純正エッチングパーツ以外の使用は禁止されています。しかしオール・イン・ザ・ボックスということで箱に入ってさえいれば何を使ってもいいわけでして、そんな意味でもディテールアップは禁止されていないと解釈できます。

そしてもう一つ、箱の外の部材でも接着剤とパテは使用可能だそうです。これがダメと言われると、ランナーを溶かしてパテを作るというマニアックな行為をしなければならなくなります。それはいくらどうでもね~

実はこのキット、鋳造肌を初めとする表面のテクスチャーの再現がすばらしく、タミヤの技術力の高さにほれぼれします。まさにリーディング・カンパニーの面目躍如です。

しかし、インジェクションキットの限界もあり、この起動輪の最終ギアのカバーは写真の(1)の面には鋳造肌があるのですが、(2)の面はツルツルです。ここにパテを塗って凸凹に荒らして鋳造肌を再現しておきました。

組み立て完了

マチルダMk.3/4 組立て完了

マチルダMk.3/4 組立て完了

本当はここまででアップしようかと思ったのですが、テレビを見ながらお茶の間で作業をしていたら…
できちゃいました。さすがはタミヤです。文句なしの作りやすさです。

部分分割式の履帯ははり方が悪いのか、説明書の数よりも左右共に1枚ずつ少なくなりました。

感心したのはフェンダーの上の予備履帯です。マチルダの履帯は、かまぼこ形のガイドが軽量化のために中が抜かれています。しかし足回りに巻かれた履帯は中が詰まっています。実際にはほとんど判りませんから気にしなくてもいいのですが、予備履帯はそうは行きません。しかし、キットの予備履帯は予想を良い方に裏切り、ちゃんと中が抜けています。これは嬉しいですね。

(全作品完成まで あと63)

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