不時着したメッサーシュミットMe109G-10 その5 塗装完了、デカール貼り
2009年9月10日
Category : 飛行機Tags : Bf109ドイツ空軍
迷彩塗装2色目
迷彩塗装の2色目はグレーです。ハセガワの1/48の塗装図ではオリーブだったのですが、グンゼの箱の写真を見るとグレーに見えます。付属のデカールのこともありますから、あまり勝手に色を変えるわけにもいかず(変えられるほど飛行機に詳しくないので…)、手持ちのグレーから似た雰囲気の色を選んで塗りました。
表面処理がまずかったのか、塗料の濃さがまずかったのか、翼の表面がザラザラになってしまったので、#1500のペーパーをかけて、もう一度塗り直しました。
迷彩3色目
迷彩塗装の3色目はダークグリーンです。モットリングに使った色ですね。後で知ったのですが、モットリングもグレーとグリーンの2色を使わなければいけなかったそうですが、そんな微妙な色の違いはグンゼの箱絵からは読み取れずに、全部グリーンでやっちゃいました。
グリーンとグレーの境界はクッキリと塗り分けられているそうです。ところが水色との境界はボケ足の長い不明瞭な塗り分けです。ですからマスキングはグレーとの境界だけ限定となります。このメッサーシュミットの迷彩塗装はマスキングによるクッキリ塗り分けやエアブラシによるボケボケ塗り分け、そして淡く吹くモットリングと塗り分けテクニックのオンパレードでした。
スピナーの塗装
機体の塗装が乾くのを待つ間、スピナーを塗装しました。ドイツ機のスピナーにはあの特徴的な渦巻き模様が描かれています。たいていはデカールが付属するのですが、このキットにはなぜか入っていません。アレを自分で書かねばならないのです。さて、困った。
鉛筆で下書きをして筆で塗るとかの方法もみずのさんからアドバイスを頂きましたが、ここは一つオーソドックスにマスキングで行くことにしました。マスキングテープを曲面に貼るのですから、おそらく隙間ができて吹きこぼれが大量に発生しそうですが、そこはマチルダと同じ方法で後から筆で修正することにします。最初から筆で描くよりはかなり楽ちんかとおもいます(タブン)。
塗装完了
スピナーやプロペラ、キャノピーを塗り分けました。そしてマスキングを剥がし、多少の吹きこぼれを修正しました。スピナーの渦巻きは予想通りかなりマスキング漏れがありましたが、無事修正できました。
次はデカール貼りのために表面をツルツルにします。スーパークリアのツヤ有りを思いっきり吹きかけます。つや消しと違って吹きすぎても真っ白にはならないので安心です(タブン)。テッカテカのメッサーシュミットができあがりましたから、充分に乾燥させます。
デカール貼り
キットに付属のデカールを貼りました。国籍マークは周囲の余白をあらかじめ切り取っておき、真ん中の十字の余白は機体に貼り付けてから切り取りました。刃が丸くカーブしているデザインナイフで切れば引っかからずにキレイに切れます。
どうやらクリア吹きのおかげでシルバリングは起こしてなさそうですが、元々のデカールが薄っぺらいのか、下地が少し透けています。でもコレばっかりはどうにもなりませんね。
おっと、ビックリ!!
デカールを貼っていて大変なことに気づきました。あの翼の赤く点々で囲まれている部分は踏んじゃいけない部分かと勝手に思い込んでいたのですが…
小さくて不鮮明なのですが、さすがは1/35です。なんとかデカールの文字が読めます。これを貼っていて、アレレ?と思いました。
あの赤い点々で囲まれた部分に描かれていたのは Nur hier betreten 英語にすると enter here only 、つまり「ここだけは入って良いよ。」そしてその後ろの翼には Nicht betreten つまり「入っちゃダメよ。」と書かれています。どうやら私は全く逆に理解していました。
ということはパイロットは主翼よりも前に降りるはずです。いくら不時着して使用不能になった機体とは言え、ドイツ人はルールを守りますからね。ちゃんと前へ降りたことでしょう。キットの箱絵ではパイロットは機体の後ろに走っていますから、私もそれにつられて勘違いしました。
そんなわけでレイアウトをもう一度やり直すことにしました。そのあたりはジオラマの制作記でまた…
(全作品完成まで あと70)
コメントを残す