シーハリアーFSR.1 その3 ディテールの追加
2009年10月7日
Category : 飛行機Tags : イギリス海軍ハリアー
不毛な戦い
ディテールアップというと、アフターパーツや自作のパーツを使って細部を精密感たっぷりに再現していくことですよね。苦労はしても精密に仕上がった作品を見ると、それまでの苦労が吹き飛び、心地よい満足感が得られます。
ところがなんだかよくわからないダメキットを少しでもまともにしようと苦労する場合、やっているうちにだんだんと「何やってんだろう?」という疑問がふつふつと湧いてきます。それでもモチベーションを維持しながら作り続けることができるようになったなんて、私もずいぶんと大人になったと思います。50年の人生経験はだてじゃありませんね。ふぅ~(-_-)
NACAインテーク
エンジンのエアインテークの横に小さなNACAダクトがあります。実機の写真にも箱絵にもしっかりと描かれています。ところがキットには凸モールドの線が入っているだけで、エアインテークらしきものにはまるで見えません。
筋彫りが凸モールドは許せても、これはいけません。上手に彫れないことは承知の上で、彫刻しました。案の定凸凹ですが、変な線があるだけよりはましですよね。
主翼のパネルライン
前に主翼のパーツの合いは比較的まともというような記事を書いたのですが、とんでもないことが判明しました!!
なんとパネルの分割が実機とムチャクチャ違っているのです。
青いラインがキットの分割ラインですが、実機にはここに分割はありません。そのかわり主翼の上に入っているパネルラインが赤線の様に延長されているのです。これはまた困りましたね。
とりあえず青線のパーツ分割を消すのは後回しとして、赤線のパネルラインを追加しました。このパネルラインの横にはリベットが打たれてうますから、ハセガワのトライツールなどを使ってリベットも付けておきました。
主翼の上では凸モールドに凸リベット、中央部分の追加した部分は筋彫りに凹リベットですが、もうかまいません。無いよりはマシです…と開き直る。
ついでにどうしようか迷っていた胴体上部の合わせ目で消えてしまったパネルラインとリベットを筋彫りで再現しました。筋彫りの再現にはhirozさんに教えてもらったダイモテープを使ったのですが、これがなかなか調子が良く、キレイに直線が引けました。
機首のディテール
機首にはアンテナなど細かなパーツがつきます。ところがパーツを取り付けるへこみはあるのですが、肝心のパーツがありません。ランナーのどこを探しても無いのです。もちろん説明書にもそのパーツを付けるような指示はありません。
ところが説明書を先に進むと、なんと無いはずのパーツが突如組み立て済みとして現れ、塗装指示がされています。これはどうしたことでしょうか?
ここで以前 おっさんモデラーさんから情報をいただいた「タミヤのコピー」疑惑がふつふつと湧いてきました。不足パーツはコピーするときにコピーし忘れたか、それとも削除してしまったのではないでしょうか。そういえばHUDのスクリーンもありません(説明書にはクリアパーツの3として載っています)。
さらに疑惑を決定的にしたのは塗装の指示に使われている記号が例の六角形から四角形が飛び出ている例のマークです。これはタミヤの説明書固有のものですよね。
まぁ、コピー疑惑の件は私がとやかく言うことではないので、無いものはほっておこうと思ったのですが、機体のほっぺに大きな穴が開いたままになるのは困ります。
しかたがないので、穴をパテで塞ぎ、ついでに欠落しているアンテナたちを適当にでっち上げておきました。サイズなどはよくわかりませんから、実機の写真を見て、なんとなくの感じで作ってあります。
あ~、もう早く終わりたい!!
(全作品完成まで あと70)
関連するコンテンツ
作品No.177の記事一覧
- ホーカーシドレー・シーハリアーFRS.1 Op.177 制作開始 (2009年10月1日)
- シーハリアーFSR.1 その2 機体の組立て (2009年10月6日)
- シーハリアーFSR.1 その3 ディテールの追加 (2009年10月7日)
- シーハリアーFSR.1 その4 組立て完了、サフ吹き (2009年10月8日)
- シーハリアーFSR.1 その5 翼の隙間埋めと下面の塗装 (2009年10月11日)
- シーハリアーFSR.1 その6 機体正面の塗装と翼の接着 (2009年10月15日)
- シーハリアーFSR.1 その7 デカール貼り (2009年10月17日)
- シーハリアーFSR.1 その8 細部の組立て (2009年10月18日)
- ホーカーシドレー・シーハリアーFSR.1 その9 完成!! (2009年10月19日)
コメントを残す