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アポロ11号月着陸船 その8 サターンロケット3段目

Category : 宇宙船

Scale : 1/70 Maker : タミヤ Post : 180-8

アポロ11号月着陸船 サターンロケット3段目上半分

アポロ11号月着陸船 サターンロケット3段目上半分

アポロ宇宙船はサターン5型という超巨大なロケットで打ち上げられます。1段目と2段目で大気圏を脱出し、さらに3段目で地球の周回軌道に乗ります。1段目と2段目はその大部分が燃料タンクで、あと残りはエンジンです。ところが3段目は下半分は燃料タンクとエンジンですが、上半分は着陸船の格納庫となっています。キットにはその3段目の上半分、つまり着陸船の格納庫が付属してきます。

アポロ11号月着陸船 月着陸船格納庫

アポロ11号月着陸船 月着陸船格納庫

格納庫部分は4つにぱっくりと割れて、中から着陸船が出てくるようになっています。多少不細工な顔はしていますが(笑)着陸船は竹の中のかぐや姫の様に入っているわけです。

月に向かうタイミングを狙い地球を2周半周回した後、3段目のロケットは再度点火され、いよいよアポロ宇宙船は月へ向かいます。

アポロ11号月着陸船 格納庫からイーグル号を引き出す

アポロ11号月着陸船 格納庫からイーグル号を引き出す

月に向かう途中、司令船はバーニアを使って3段目から離れます。メインエンジンを使ったら着陸船は黒こげですね。

そして180度向きを変えると格納庫の扉を開かせ、 このように着陸船とドッキングします。そしてそろそろと後退し格納庫から着陸船を引き出します。実際には格納庫の扉はバカッと全開するみたいです。

もう一度180度回頭し格納庫を残して着陸船と司令船だけが月に向かいます。そのときアポロ宇宙船は月の重力に引っ張られていますから、燃料は大して必要ないはずです。この時点でアポロ宇宙船を月の近くまで運んできた巨大なサターンロケットは全て廃棄されてしまいます。

廃棄された3段目はそのままでは帰りの司令船と衝突すると危ないので、アポロ11号12号では太陽に向かって飛ばされ、惑星軌道に乗せられました。13号以降では3段目は月にぶつけられ、月に設置された地震計でその衝突が確認されたそうです。

ちなみにサターン5型ロケットは、1段目がボーイング、2段目がノースアメリカン、3段目がダグラス社によって作られたそうです。

(全作品完成まで あと71)

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