Straße schlammig (泥だらけの道) その3 完成!!
2009年12月27日
Category : 完成 ジオラマTags : 8.8cmPak43ドイツ砲兵地面
地面の塗装
地面を着色します。今回は濡れてドロドロになった山道を想定していますので、地面は真っ黒です。ラッカーのマホガニーとフラットブラックを混ぜて焦げ茶色を作りました。
道路の部分はドロドロ・グチャグチャですから粘土のままですが、斜面は泥ではなく湿った土にしたかったので、ホカホカカイロをまいてあります。こちらはほとんど着色の必要がなさそうですが、地面の色と同じにしなければいけないので、一応塗ってあります。
大砲の固定
Pak43/41は車輪に真鍮線を差し込み、それをベースに刺して固定してあります。そして一番後ろで脚を持ち上げている兵士の手に接着し、その兵士をベースに差し込むことで固定しました。これで彼とPakは一心同体です。
地面の仕上げ
道路部分は踏みつけられてドロドロの泥道状態になっていますので、ここには木工用の水性ニスを塗ってツヤをだしました。
まだ固まっていないニスが足跡の中に青っぽく見えますが、これも固まると透明になって水がしみ出しているように見えることを期待しています。
木の生えている斜面には枯れ草をまき散らしました。実は草を撒くのに木をはずそうと思ったのですが、石粉粘土にしっかりとくっついて離れません。しかたがないのでそのまま捲き始めたのですが、やっぱりやりにくく、量が少し少なめになってしまいました。
完成
残りのフィギュアを配置します。配置する時にブーツやコートの裾をアクリルレジンで溶いたMigピグメントでドロドロに汚しました。タイヤを押している兵士は手のひらや袖口も汚れるでしょうから、かなり広範囲に汚れを付けてあります。
大砲のタイヤも轍を付ける時に石粉粘土で白っぽくなってしまったので、もう一度アクリルレジン入Migピグメントで汚しなおしました。
ベースに貼ってあったマスキングテープを剥がせば完成です。銘板を付ける場所を空けてなかったので、今回は銘板は無しです。これにて完成とします。
最初にフィギュアセットを購入して、いつかは作ろうと思っていました。ポーズが決まっているため、たいして構想を練ると言うこともありません。ただひたすら作るだけです。そしてだいたい思った通りに完成しました。フィギュアの手が完全にPakにフィットさせることはできませんでしたが、自分なりには満足しています。
大砲にフィギュアを絡める場合、人数が多くなりがちですので、やっぱりベースはあった方がいいですね。別々に並べていると散らかって散らかって… 戦争のジオラマというと勇ましい戦闘風景もいいのですが、実際の戦争でも戦闘に費やした時間よりもこうした移動の時間の方がずっと多かったはずです。これからもこんなシーンをいろいろと作ってみたいですね。
(全作品完成まで あと71)
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