38cm突撃臼砲シュトゥルムティーガー その4 車体側面、ラジエター、戦闘室内壁
2010年1月9日
Category : AFV ドイツTags : シュトゥルムティーガーティーガー1
車体サイドの組み立て
車体のサイドを組み立てます。フェンダー取り付け基部はウスウス・コーティングのおかげでコーティングよりも高く残っていますから、フェンダーが接着可能です。以前ティガー戦車を作った時は、フェンダー基部がコーティングよりも低くなってしまい(涙)、コーティングに直接フェンダーを瞬着で貼り付けたのを思い出しました。いや~、Bluebellさんのおかげです。
OVMクランプは例によってハンドルが省略されています。いつものようにエッチングのハンドルだけを取り付けようかとも思ったのですが、数が足りません。モケモケには注文してありますし、入荷したとのことですが、撮りに行く暇がありません(いや、ほんのチョッと足を伸ばすだけなんですけどね…)。
そこで残った数個のハンドルをスキャナーで読み取り、紙にプリントアウト。これを切り取ってハンドルとしてみました。多少折り目がもっさりしていますが、この方が経済的です。
内壁がない
このインテリア・コンバージョン・キットには無線機という非常に目立つ機器が欠落していることは以前書きましたが、もう一つ大変なものが抜けています。それはエンジンルームと居室を仕切る壁です!
パーツを無くしたのではありません。最初から入っていないのです。もちろん欠品ではありません。設計すらされていないのです。おいおい、そりゃないぜ!!…です。
たしかにこの戦車の開口部は後ろと真上ですから、この位置の壁は見えにくいにちがいありません。しかし私は屋根もしくは戦闘室そのものを取り外せるように作るつもりですから、この壁がないのはチョッと…ですよね。
まぁ、壁の上の機器類まで作ることはかないませんが、一応壁だけは作ることにしました。慎重に寸法取りをし、1mm厚のプラ板を使って作りました。
ラジエター
ティガー戦車のエンジンデッキには網状になった冷却用の空気の通り道があります。ここから中のラジエターが見ることになっているのですが、そのラジエターもキットに含まれていません。ここに写っているラジエターはサイバーホビーのヴィットマン・ティガー007号車に付属のラジエターです。
実はドラゴン(サイバー)のティガーのエンジンデッキの網は網のメッシュが太いため、中がほとんど見えなくなります。そのため、このラジエターのパーツは宝の持ち腐れになることが経験上わかっています。
ところがAFVクラブのティガーのエンジンデッキの網はドラゴンに比べて繊細なため、中が透けて見えそうです。しかも、ハッチは開閉式に組み立てられています。そこで、どうせ見えないドラゴンのラジエターなら、見えるAFVクラブにコンバートしようと思い、ちょいと拝借してきました。
さすがにどちらのキットも正確に再現されているようです、ラジエターはまるで純正パーツのようにバッチリと合いました。
戦闘室内壁
戦闘室の内壁の組み立てに入ります。まずは上に飛び出た部分からです。戦闘室の内壁は実車の装甲板の厚みを再現するために貼り合わせ式になっています。そのため、各壁とも内側の壁だけを外して別々に組み立て塗装ができます。これは助かりますね。
側面には折りたたみ式の砲弾ラックが付きます。ただしこの繊細な1/35の砲弾ラックにタミヤのアルミの挽き物の砲弾を乗せると間違いなく壊れるでしょうね。どうしましょう…
救世主現る
実はこの内壁を作っている最中に前のパーツを落としてしまい、照準機を破損してしまいました。そのとき照準機のハンドルが紛失してしまったのです。どこをどう探してもみつかりません。途方に暮れ、自作を考えた時です…
私はこのフィギュアの付属しないAFVクラブのキットに組み合わせるために、タミヤのストームタイガー(タミヤでの表記です)のフィギュアの入ったランナーをホビーショーで購入していました。なんとそのランナーには38cmロケット砲のパーツも含まれており、無事照準機のハンドルをゲットすることができました。いや~、タミヤのランナーを持っててよかった。
タミヤのストームタイガーは通常のタイガー1型に2枚のランナーを足すだけでストームタイガーにしています。つまりハンドルが入っている確率は1/2だったわけで、私は運が良かったと言うことなんでしょうね。今度はなくさないように注意しなくちゃね。
(全作品完成まで あと69)
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